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1031エクスチェンジ(1031 Exchange)

日本にはもうあまり一般的ではない制度で、単に買い替えといっているようですね。

アメリカの、1031 exchangeという国税局の1031という条項を抱える規則に基づく投資行為なので、そのまま、1031(テンサーティーワン)エクスチェンジと言っています。

具体的には、物件買い替え。10万ドルで買った物件が、20万ドルで転売できたら、キャピタルゲインは、10万ドル。税金が、かかりますね。

ところが、これを、再投資を奨励するために、「この10万ドルの利益を、そのまま別の不動産投資にまわせば、税金を、先送りします」というわけです。

これをずっと続けていけば、無限に税金が先送りできます。ただし、アメリカ国内でなければいけません。もちろん、不動産以外への投資もNG。

2007年春現在、国際的な市場で、値上がりが大きく見込まれている市場として、マカオやドバイがあげられます。

いずれも、年率30%くらいをここ数年見込んでいますので、相当なうまみもあります。これに対し、現在のアメリカで、それほどあがる市場は、あまりありません(ゼロではありませんが!)。

これが、私のように、アメリカ国内で不動産投資を始めてしまうと、「海外に再投資をするためには、まず、国内投資分を引き上げるときに、税金を払わなければいけないなあ」と考えあぐねてしまいがち。

見事、アメリカの国税庁の戦略にはまって、アメリカ国内での再投資という景気誘導循環が完成します。

アメリカの不動産投資の魅力は、こうした国々のそれと総合的に比較すれば勝るとも劣りませんから、個人レベルの投資家は、別段、まったくこれで、かまわないわけですが、政府も相当、国内景気誘発策に尽力していることが伺われますね。

日本での買い替えは、これほど、一般的ではなく、地域により、買い替え対象となりうる地域がある、といったように、使い勝手が悪いので、「再投資を振興させるほど」の状況であるかどうか、微妙なようです。


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