アメリカの金利の推移-1995年から
1995年からのアメリカの金利の推移です。(資料:OECD)
アメリカは、歴史的に、日本より、高金利で推移をしてきました。1980年代は、確か、金利は、14%といった高利率だったはずです。
どの時代にも、投資家や、家を買う人に対する、逆風はありました。10%以上の金利の中、「家賃を払っておけばいいや」といった人のほうが多かっただろうし、そちらのほうが、ある意味、「良識的」だったかもしれません。
しかし、1970年台でも、1980年代でも、こうした時代に家を買った人は、高金利のローンを払い、丁寧に家の手入れをすることで、倍どころか、3倍、4倍、5倍といった資産価値を、自宅に見出すことができたはず。
実際、不動産価格が、この間、もっとも値上がりしたカルフォルニアの投資家というのは、通常は、「フツーにリタイアした人」も多かったのでした。このリタイア世代が、2000年くらいから数年続いたバブルを支えた主役の人々です。
つまり、、、
昔家を買って、ローンを返した、そして、今、55歳とかで、ローンを返し終わっていたり、あるいは、多少はローンが残っていても、エクイティが大きく、売却益を手にすることで、50万ドルといったお金を手にすることができる。
そんな夫婦の会話↓
「リタイアするんだから、物価の高いカルフォルニアにすむ必要はないな。どこがいいかな。あれ、お隣のネバダ州なんて、多少、不便になるだけで、ゴルフ三昧できるし、家は、カルフォルニアの5分の一くらいで買えちゃうじゃないか?これなら、売却益で手にした50万ドルを使って、家をたくさん買って、一つには自分が住んで、後は、貸しに出してもいいじゃないか!」
これを、たとえば、2002年に実際にやった人は、
★カルフォルニアの家で、一攫千金!
★ネバダで新築の豪邸を手に入れる!(あるいは、オレゴンでもいいですが)
★投資向けに買った家が、3年でやはり倍になる!
といった信じられないような富を、フツーに得ています。
単に、ローンを返し終わっただけの、団塊の世代、、、
対する日本では、金利は安いですが、20年、30年とローンを返す頃には、建物の資産価値はゼロに。逆に、スクラップ除去するのにお金がかかるくらいですよね、、、それも、これも、築30年という融資基準が作った、人工的な、あり地獄です。
実は、日本だって、1990年代は、9%なんて言う金利が付いたことだってあったのに、、、
日本はここ20年、金利、こんな感じです↓
あなただったら、どちらの社会を、選びますか、、、
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