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エスクロー(escrow)

日本では、定着していない概念ですが、ヤフオクに詳しい方は、聞いたことがあるかも。ヤフーのエスクローサービスとは、代金の支払いや商品の受け渡しを専門のサービス提供会社が代行するサービスのことです。

第三者信託制度、とでもいうのでしょうか。日本では、不動産売買において、代金は、直接相手の口座に振り込みますので、登記におかしな動きがないことを確認したりと、その前日の不動産仲介業者の気苦労は大変なものです。

これは、エスクローサービスが定着していないから。アメリカでは、お互いを信用する必要がないように、第三者信託制度が発達していて、エスクロー会社が、

 1)買主から代金を受け取る
 2)売主から各種書類や鍵などを受け取る
 3)名義にキズがないよう、調査をして名義保険(後述)を発行する
 4)銀行のローンが降りる場合は、銀行の資金を受け取る
 5)各種資金や支払を、このまとまったお金から行う

といった一連の手続きを行います。

アメリカでは、レアルターの仕事は、書類にサインをさせるところまで。その後は、エスクロー会社(弁護士がこの役割を演じる州もある)が引き受けます。

これも、買い手保護の一つの要素。エスクローに送金をするわけで、買主に直接送金をするわけではありませんから、おかしなことがあれば、エスクローがチェックしてくれます。エスクローで名義書換手続きを完結させる(クロージングといいます)プロセスで、名義に瑕疵があっても、それを直したり、ロスを引き受けてくれる保険も発行されますから、エスクロー会社(タイトルカンパニーともいう)や弁護士に手続きを任せる限り、売主にだまされる可能性はほとんどありません。

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