アメリカ(海外)不動産投資で利回り２０％以上

アメリカで、first time home buyerといえば、実需の方。フツーに英語ができるだけなら、「初めて家を買う人だな」と思われるかもしれませんが、テクニカルな定義は、通常、「過去3年間家を買ったことがない人」だそうです。

日本の場合も、実需の場合、「住宅ローン」と呼ばれ、優遇金利等がありますが、それと同様、実需の場合、アメリカでも、エントリーは容易になります。

貯金がない人々が典型的なお国柄なので、こういう方へのアシスタンスは、金利優遇よりは、ずばり、down payment program、つまり、頭金補助。

通常の銀行融資で、10%の頭金が必要、といった場合、その10%がなく、つくろうともしないのが、アメリカ人なので、この場合、10%を持ってきてあげるわけです。

現在、アメリカの売買で、実際に決済ができているのは、政府支援型の実需扱いローンだけ。FHAといいます。なぜかといえば、2009年5月のアメリカで、フツーの民間実需ローンでは、頭金が、20%も要求されるから。

FHAは、Federal Housing Authority の略。連邦住宅局とでも訳すのでしょうか。FHAは、自分自身が融資をするのではないのですが、FHA assistance の審査にパスした実需申請者がいる場合、民間銀行に融資をしてもらう見返りとして、銀行のための元本に対する保険を発行してあげることで、本来は、民間銀行の審査基準に合致しない方にも、融資が降りるようです。まったく性質が違いますが、機能としては、日本で言う団信のような機能を持つものとでもいうか、、、（←日本では、連帯保証人がいない場合の融資に、団信加入で融資が降りることから持ってきた不正確な比較。あんまり気にしないでください。）

現在、FHAローン【エフエイチエイローンと発音】の基準では、「わが国の持ち家促進政策からすると、国民は、貯蓄なんかないんだから、家を買うとき、3.5%以上の頭金を要求してはいかんぞよ」という、日本人からすると、「持ち家促進政策なの？それとも、金融・住宅業界振興政策なわけ？アメリカも、公団作ることも考えてもいいんじゃないの？」みたいな恐ろしい政策。銀行は、当然、購入者に、FHAの保障のみならず、いろいろな、返済保証保険を、付随して買わせるようです。

「サブプライムローンよりひどいっす」といっている関係者もいます。

日本の連帯保証人制度も、相続関係がほぼ絶対解消しない親から子への場合以外の場合は、たとえ妻であっても、別れることも多いですし、他人に大きな債務を負わせる可能性の高い悪い制度なようなイメージですが、アメリカのこのシステムも、親切なのか、逆に、役所も、国を挙げての低所得者層搾取を主導しているのか、はっきりわからないような、結構ひどいシステムなような気もします。まあ、低所得者層に、ぶっちゃけ格安金利をオファーしてしまったら、それはそれで、連邦の金利政策が左右されることになってしまうので、あちらを立てればこちらが立てずで、、、というところが、真実なのでしょうか。

今日は、知り合いのローンオフィサーから、こんなお便りがきました。

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今でも、頭金なしで、家を買えます！

ネバダ州では、First time home buyer なら、頭金補助プログラムがあって、3.5%の頭金は、州が支援する持ち家促進ローンが組めることになっています！

5月18日現在、FHAの金利は、4.750%、ただし、3.5%の頭金支援を使う場合は、6.2%。また、頭金自体の金利は、8.20%で、返済期限は、30年でなく、20年。

さあ、いまこそ、アナタも、安くなっている家を買って、夢のマイホームライフを手に入れましょう！FHAローンは、与信歴が悪かったり、与信歴がなくても、融資が組めちゃうのが、便利だゾ。

収入や貯蓄制限は当然あるけど、４０１K年金プランにためてある貯蓄は、計算に入れなくていいから、安心してね。

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収入が低くて、貯蓄がない人に、高金利で、ウルトラハイレバレッジをかけさせてあげるための連邦政府政策が、現在の住宅市場を、ようよう、動かしている国、アメリカって、、、