Foreclosure, Preforeclosure, Short Sale, Bank REO
わざわざ説明をするまでもないでしょうが、競売は、フォアクロージャー。
競売前の滞納案件のことは、preforeclosure、 銀行が、競売にかける前に、損切り販売に乗り出している場合が、short sale、 そして、競売に出したのに、売れなかった銀行の再収用案件を、Bank REO (real estate owned) といいます。
安くて、よい話が転がっていると思いがちですが、いろいろ聞き合わせると、一概にそうとも言えないように思います。
ネットでいたずらをしていたら、ノースラスベガスに、5万4,900ドルの3BRという格安銀行REO案件が出ていました。
別の意味で、目が釘付け、、、
な、なんか、600万って、高くないですか、、、【大汗】
この物件は、いかなる意味でもお買い得に見えないのですが、今年のベガスでは、銀行再収容案件が、異様に安い値段で掲載されはじめています。
聞き合わせると、「掲載価格で、または、それ以下でオファーをしても、実は、目がないという、新しいルール」なんだそうで。
どういうことかというと、銀行は、人目を引くためのマーケティングとして、こういうプライスを提示していて、それを「真に受けるのはトーシロ」。例えば、12万ドルで掲載されている物件に対し、11万7ドルの低めオファーをして、まじめに返事を待っていたりするのは、マヌケ君だけ。絶対返事は返ってこないそうでして、、、
正解は、
「購入に対し、真剣なら、その物件の相場価格を割り出し、掲載価格と相場価格の間で、【その物件を、本当に、買ってもいいと思う最高価格(your best price)】のオファーをする」。
え、、、と、、、上の物件も、銀行は、6万ドル以上のオファーを待っているのかなあ、、、、【大汗】。
エリアや時期によって、状況は大きく異なるでしょうが、私が良く知るベガスなんかでは、手の内を見せようとしない銀行とのやり取りに疲弊する一般買主やレアルターは多いです。デトロイトなんかは、銀行の再収用案件は、現状ママどころか、名義すら「きれい」ではなく、各種抵当抹消は自費が一般的。
こういったタイプの案件の中でも、例えば、あまり問題が生じていないコンドミニアムなどは、お買い得な場合は当然多いでしょうが、多くのエリアでは、初級者が、遠距離で実現できるような投資方法だとは思いません。円ローンを使う場合は、仮審査決定は、6ヶ月の有効期間がありますから、この間に、物件取得をするとなると、有職者様が、そんなに腰を落ち着けて、「究極のバーゲン物件」をつきつめる余裕は、ありません。
今、ようやく、この春先に展開した「アメリカ不動産投資指南塾」セミナーの校正が終わろうとしているのですが、半年たって、見直すと、われながら、よいこといっている!
最後の回での教訓は、
遠距離投資家の第一ヶ条は、「トラブルになりそうなことは、避ける」
です【フリップからの引用】。
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