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書評:トマス・J・スタンリー『女性ミリオネアが教えるお金と人生の法則』

『女性ミリオネアが教えるお金と人生の法則』 
 ここまで分かった!億万長者の秘密
 トマス・J・スタンリー 著

原題は、Millionaire Women Next Door。
原著が書かれたのは、2004年です。

アメリカでも、現在でも、The Millionaire Next Doorは、ミリオネア研究の出発点。この本は、同様に、スタンリー博士が、資産100万ドル以上の女性たちから学んだ彼女たちの姿を描いて共感を呼びます。

アメリカで、資産100万ドル以上ある女性、年収が20万ドル以上ある女性とは、、、

決して、高級車を乗り回し、豪邸に住んでいる華やかな人々ではないのです。

スタンリー博士は、こうした一見豪華なライフスタイルをしている人々のことを、「所得ハンター」と呼び、「こうした人々には、真の経済的自由がない」と断じています。

それは、一流企業に勤めていたりして、体裁があり、世間並みに豊かな暮らしを演出する必要があるから、、、

それに対し、ミリオネアの女性は、会社の簿記係であったり、教師といった低収入の仕事をしている人も多く、また、自営業として会社オーナーとして独立したりしている確率も多い。

こうした人たちは、ゴルフクラブの会員権を買ったりといったお金のかかる生活をする必要もなく、そうした生活を好んだりもしていない、そして、その結果、効率的に節約をし、効率的に投資をして、大変な資産を築いていけるのだ、、、


彼の結論は、一見極端な、このようなもの

職業のステータスの高さと純資産額は反比例する!


えっ!?

ここまでいうと、かっこいい職業、人がうらやむ仕事をもっていたり、尊敬される社会的地位にあったりしちゃだめってこと?

そういわれると、『金持ち父さん貧乏父さん』の貧乏父さんって、PhD【博士号】をもった州の行政関係のお役人で、金持ち父さんは、最初は”スーパーの親父”だったなあ、、、

そして、こうしたミリオネアの彼女たちが、自らの成功の秘訣にあげるのは、ねばり強さ。頭のよさや運なんかではありません。

これらの女性のほとんどは、最初の結婚で失敗し、しかも、若いころ、投資でも失敗をしていることが多いのです。

その失敗を乗り越え、巨万の富を築けたのだ、、、

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