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ローンオフィサー(Loan Officer)-融資担当者

アメリカで、ローンをとってきてもらうときに相談するのが、ローンオフィサーですが、これを、融資担当者と和訳すると、「意味がわからない」ことが出てきます。

というのは、日本では、通常、融資担当者と言うのは、「何々銀行」の従業員。

それが、アメリカでは、ローンオフィサーと言うのは、金融機関からは、独立した第三者なのです。


別の説明をして見ましょう。

日本では保険と言うのは、「何々海上です」といった「会社のセールスの女性」などが、事業所などを回って営業をかけるのが、これまでのやり方。

しかし、最近、独立のFPや、税理士が、複数の保険会社の代理店となり、「あなたに最適なのは、何々生命のこれ」などと、いってくれることがあります。

コミッション制ではもちろんあるのですが、いろいろな選択肢の中から、あなたに最適な保険プランを組んでくれるのであって、何々社の保険を何がなんでも売りつけよう、ということではないわけですね。

アメリカでは、こちらが、当たり前。

銀行のローンも、同様の金融商品として、こうした独立系のローンオフィサーに、委託され、販売されているのです。

その結果、

  ☆銀行は、広いアメリカに、支店を次々作らなくても、販売営業拠点ができる
  ☆個々のローンオフィサーは、ブローカーと呼ばれる、営業所に所属し、何百
    という商品の中から、お客さんにあったローンを取る
  ☆お客さんは、いちいち銀行を自分で回らなくても、聞いたことのない銀行の
    ローンなどが、「最適条件」ということで、取ってもらえる

という輪ができています。(いいときですよ、もちろん、現実は、いいことばかりでもありません)

もちろん、地元に密着した名士などで、取引銀行の頭取ランクと話をしてすぐ、最高のローンが取れる、なんていうケースもあると思いますが、大体のアメリカ人は、メインバンクのローンが一番よい条件とは限らないのです。

このことにより、ローンオフィサーと数名付き合い、それぞれのオフィサーが薦めてくれるローンの中から、最適のローンを選ぶ、ということが、一応可能になっています。

ただ、私たち外国人は、そもそも、「取引してくれる銀行」自体が、がくっと減ります。

なので、私なんかがローンオフィサーと話をするときは、「何人もの人に調べてもらい、ようやく、1行くらい、ローンをとらせてくれる銀行を見つける」といったレベルの、苦労があります。

それだって、日本で投資をすることに比べたら、メリットがずっと多いですから♪

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