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初心者の危険な投資行動とは?

私は、いわゆる不況地域に投資をして、おいしい思いをしているわけですが、、、

今日、ミシガンの取引先とまた、雑談に近い形で、物件の情報交換をしました。彼の話によると、カルフォルニアの初級投資家に、こんな悩みを打ち明けられてしまったそうです。

『修理が必要な家を3万ドルで買った!お買い得かと思ったら、修理の見積もりが、やはり、数万ドル!家自体が修理をしても、5万ドルくらいの価値しかないこともわかり、どうしたらいいか、途方にくれている、、、』


『同情しちゃったよ』と、彼は言ってました。

でも、はっきり言って、本当を言うと、「聞き飽きた」話。

こういうとき、必ず、カルフォルニアの投資家なんですよね、割高に買ってしまっているのが。


日本人投資家も、国際的に、「カモ」と思われやすいんですが、カルフォルニアの投資家も、金があるから、よその州から見ると、同様なんです。

自分の家は、最低でも、50万ドルとかだから、含み資産を引き出すエクイティファイナンスでも組んでしまった日には、10万ドル単位のチェックを握って、再投資に走るわけですが、そこで、こういうことになってしまいがちなんです。

こうしたカルフォルニアの投資家が、相場を押し上げていっているわけですが、経験がないゆえに、失敗する人も。こういうこと、よくあるんですよね。


私だって、過去の「勉強代」は、同じくらいなものかも知れません。ようやく今になって、偉そうなことを言っているだけです、、、(笑)


これは、別の州に行って「あら!なんでも安いわ!」と素人が、要修理物件に手を出し、にっちもさっちも行かなくなる、、、というパターンですね。


私は、取引先に言いました。

『まあ、彼女にとっては、3万ドルのロスなんて、たいしたことないわよ。お金あるんだろうから。1万とかで、要修理のまま、別の人に買ってもらえばいいんじゃない?』


しかし、私の取引先は、なんと言っても激安問屋。私がそういったそばから、「僕が今度買った要修理物件は、3軒で、9,000ドル、それぞれ、修理は1万ドルってところだからなあ、、」

彼らは、こうした物件を、大体の修理を施した後、私のような投資家に、修理不要、あるいは、軽修理のみ必要なレベルに直した上で、2万ドルとかで転売してくれるのです。

イメージ図(あくまで例です)
仕入れ値:3,000ドル
修理費用:10,000ドル
転売価格:20,000ドル
家賃:450ドル
査定予想額:5万ドル


相場を知る、きちんとした見積もりが取れる、プロジェクト管理ができる、、、これが、初級者には、いちいち、難しいんですね。

この半面で、なんでも、「とにかく安くしろ!もっと安くなるんだろう?」と言うわけには行きません。取引相手だって、正当な利益を取れないかぎりは、あなたと商売をするうまみがありません。

両方が、ウインウイン、納得しあっている、そういう状況を作ることが、最初のうちは難しいのです。

「これこれの値段もわからない、あれは、どうしたらいいのかわからない」、なのに、自分が損をしないことばかり、あるいは、自己都合ばかりを主張をしているのも、上の初級者と逆の意味で、「初級者困ったチャン」なんです。

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