私の受講経験 ロバート・アレンさんのプロテジェ・コース
私は、帰国子女として、英語には自信があり、アメリカを含め、複数国相手に英語でいくつかの仕事をしてきたと言う自負があり、アメリカ不動産をはじめたときは、アメリカ人のコーチングを受ければ、すぐ、同様になれる、と思っていました。
最初、アメリカに不動産の勉強に行ったとき、参加したのが、ロバート・アレンさんの無料セミナー。
素敵なホテルで、いろいろな方々が参加し、熱心に交流をしたり、セミナーに聞き入ったり。
すっかり感服して、彼のプロテジェになったのでした。
プロテジェというのは、本来フランス語で、protege。
被保護者と言う意味だそうで。
日本でもすっかりおなじみになった、メンタリングプログラムでは、普通、メンターmentorとメンティーmenteeといいますが、これを、特に、プロテジェ、被保護者、という言い方をすることで、「自分が、その人の利益を守ってあげなければいけない、そういう対象」として、相手を位置づけるのですね。
うまい!
その頃の、ボブのメンタリングプログラムは、1年間。複数の収入源を確立することが目標と言うことで、
不動産投資
株式投資
インターネットビジネス
といった電話会議コースが1年間受講し放題、というものでした。大体、毎週のようにやっていたと記憶しています。つまり、通信制の大学というか、毎日、いずれかの時間に、電話会議に参加することが、できたのです。また、サポートしてくれる助手のような先生も、一応付いて、、、
分厚いフォルダーや、過去の公演を収録したCDをもらい、高額ながらも、お得感はいっぱい。同級生もたくさんできて、随時各地で開催されるセミナーも、無料参加し放題です。
それで、成果は、、、
ぜんぜん、ダメでした。(泣)
別に、ボブさんに個人的に教えてもらえなかったから、と言うわけでないのですが、参加するアメリカ人は、みんな、40歳、50歳台と社会の中堅以上。
すでに、1軒や2軒くらい、自分の自宅やセカンドハウス、投資物件などを過去に売買した経験などあり、また、投資をやっている人の話を聞いていたり、本も何冊も読んでいるという素養がぜんぜん違いました(涙)。
対する私はと言うと、日本で、銀行の覚えがめでたくない自営業という背景で、出てきたくらいですから、物件なんて日本でも買ったこともなく、ましてや、アメリカでなんか、当然、用語の意味もわからないところからの出発。
みんなでかんかんがくがくやっているところに、「リファイナンスってどういう意味ですか?」なんていう間抜けな質問が差し挟めるわけもなく、電話会議を一方的に聞くだけなら、別に恥をさらす必要は皆目ないと言うのに、新しい情報の量そのものに圧倒されてしまい、電話会議は、毎日聞けるのに、週一回がようやく、という感じでした。
レアルター、つまり、不動産屋さんなんか使わず、売主と直接、取引をネゴする、というコースの主眼にもかかわらず、売主に電話をしてみても、「クリエイティブファイナンス?そういうのじゃうちは、困るのよ!」と数回すげなくされただけで、めげてしまったり、、、
コース自体は、5,000ドルに対し、その後も永久会員制のような感じで、セミナーにチョコチョコいけたり、「やることはやってもらった」とは思いましたが、いかんせん、力不足の1年目だったのでした、、、
PS その後、たまに、同じコースを受講した人と話すことがあります。この前話した20代のアメリカ男性は、「ぼくも、あれだけではぜんぜんダメだった」といっていたので、「自分だけではなかったのか」、とほっとしてみたり、、、(苦笑)
今、私も、希望者の要望がきっかけで、熱心な方に対し、コーチングをやっています。英語ができることが前提なのですが、私同様、「ビジネス英語OKなんだけど、やっぱりアメリカ人のグループコーチングでは、自分自身が、心もとない」という方に、適当だと思います。
逆に、すでに、アメリカで何軒か、自宅用でも家を買った経験もあり、ビザや与信問題もクリアしているような方は、アメリカ人のメンターについたり(通常一対一のことはあまりないですが)、地元の投資家クラブに顔を出してみるだけで、ある程度、自分の方向性が決まる場合も多いかもしれません。
ただ、今は、どこで買えばすぐ値上がりして儲かる、といった投資環境ではないので、情報収集は、抜かりなく、してくださいね!
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