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書評:神田昌典「お金と英語の非常識な関係(上)(下)」

一応、「英語ができる私」

ということで、尊敬する神田昌典さんのご本ではありましたが、実は、手に取ったことがなかったのです。

たまたま、図書館に並んでいたので、「やっぱり読みたい」と借り出しました。

結果は、、、

結論は、、、やっぱりすぐ読んでおけばよかった、、、


英語が本当はできない神田さん
日常会話や聞き取りなどはもうやる気すらない神田さん
映画をレンタルするときは日本語訳のほうを選ぶ神田さん

という大爆笑なプロフィールのみならず、「それでもこれだけイケルんだ」という流れが、見事に述べられています。

私も、コーチングをしているのですが、条件は「英語ができる人」。

私自身が、帰国子女なので、実は、


★英語の学び方が教えられない
★帰国組でない人が、英語がどれだけできれば、アメリカ人と渡り合えるのか、分からない

という問題点が、、、


私は自分で英文契約書を起草したりもできるので、アメリカの交渉相手の弁護士にそうしたものを、読んでもらってOKを取ったりした経験もあります。そういうのは、渉外弁護士に頼むと、100万単位ですから。(おっとここで思い出した。神田さん、「メールで相手に交渉を申し込めばすぐだ!」と書いてあるけど、向こうが、「条件と契約書を用意して来い」といってきたときどうするかは書いてないですよね(笑)

なので、正直、「どれくらい英語ができれば、いいんでしょうか?」と聞かれても、困ってしまうのです。


でも、これからは、「この本を読んで、CDを聞いて、考えてみてください」といえるかな?

ポイントは、

■CD3枚分ぐらいの英語教材を、必要な専門領域についてだけ、聞き込んで、必要な単語や言い回しだけを、急速に覚えてしまう。こと。

■それさえできれば、あとは、中学英語の反復であること。

■気の利いた言い回しやユーモアもカット。いらない世間話などの出来不出来で惑わされない。

■発音も気にせず、しかし、ゆっくり、相手に準備の余地を与えて、しかも、単純明瞭に。

といった具体的なポイントが惜しみなく出ています。


その他、

■海外のセミナーに出てみることで、加速度的な成功のきっかけが得られる
■簡単な単語でビジネス英語を成立させるコツ
■フォトリーディングの効用

など、内容は本当に盛りだくさん。

神田さんと一緒に、海外に出て行くような高揚感が得られる本です。


私自身、海外行きは結構頻繁にやっていましたので、この本のそうした「やってみた人から、チャンスが生まれる」という主張には、大きくうなずきたいと思います。

現在、子供がようやく3歳と、小さく、また、実は、こうした過去の海外旅行、出張、居住の成果が上がりまして(?)、海外に行かなくても、不動産市場開拓程度なら、商談が続々成立させられるので、旅費の費用対効果をより厳密に検証するようにしていますが、この本を読んで、久々に、頻繁に、いろいろな場所やセミナーに行けていたころの充実感を追想してしまいました。

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