アメリカ人も、住宅ローンが組めない!
2007年8月に世界を襲ったサブプライム住宅ローン問題。
不動産が値上がりする、という目算の元に、支払能力のない人に、ローンを組ませ、物件自体が値上がりする環境がなくなったことが、悲劇を招きました。
その結果は、当然の、逆コース。
いわずとしれた、引き締め、貸し渋りです。
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8月は、毎日のように、サブプライムレンダーが倒産し、これまで豊富に存在していた各種ローン商品(アメリカでは、「プログラム」と呼びます)が、どんどんなくなりました。
このプロセスで、アメリカ人自身も、
■厳密に収入をすべてチェックされるタイプのローン
■最低10%の頭金投入
■しかも、予備の貯蓄を多額要求される
が原則となりました。
この前はなした、私の知り合いの投資家などは、
☆クレジットスコア800以上
☆年収も多く
☆流動資産(「見せ金」)10万ドル以上
で「自分はまったく心配していない、問題ない」と堂々。
でも、こんな人、そんなには、居ません、、、
3年前に購入した物件。変動型ローンだったのを、リファイナンスしなければいけない、、、そんなアメリカ人で、低空飛行の人は、Ouch!(イタタッ!)。3年前は、適当でも取れたローンが、今度、リファイナンスの審査が、めちゃくちゃ厳しくなるわけですね。
リファイナンスさえ許してもらえれば、滞納しなくて良いはずの人が、、、銀行に裏切られ、困っています。
こうして、なおさら、滞納、競売に拍車がかかるのです、、、
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