独立起業を目指すということ
私は、20代は、サラリーマンのようなことをやっていましたが、組織の中で年金支給を待つだけのような生活をしているぬるま湯の職場、業界で、就職をしたときは、尊敬していた人々も、30歳を目前にしたとき、そうした気持ちが薄れてしまい、飛び出てしまったという経験を持っています。
勤めていたときは、「頭はいいからこの業界ではいいけど、そとの世界では生きられない」人だくらいの評価を得ていて、確かに、それは、そのときの私については、本当だったと思います。
しかし、そのままでは、悔しいという気持ちから、商売の世界に飛び込みました。
私の当時の業界でのお勤めの世界で本当につまらないなと思ったのは、
■年功序列
■学歴主義
■男性優位
■非生産性、非効率性
■偽善性
といった要素。まあ、昔ながらのフツーの職場ですね(爆笑)。
私は、女だったのですが、「この業界も今後は女性が出なければ」と、それまで女性を貶めてきた業界年長者たちから、逆の期待をかけられ、ポストでの差別はなく、あるいは優遇さえされたと思いますが、逆に、より年齢の高い、私より「序列」が低い男性たちの顰蹙を買い、飲み会などは怖くていけませんでした。
一次会は、上の人たちがいるからおとなしいのですが、二次会で本当に飲んでくると、上の人たちもいなくなって、「女なんかに何が出来る!」と絡まれたりするのです。
そういう男性が、私の男性同僚たちには、ぺこぺこするのを見るのも、いやでした。
これも、働く女性としては、依然、たいしたエピソードではないと思いますが、、、(笑)
しばらく前に、同じ女性で、私より一回り上の立場の「元業界の人」から電話があって、その人は、相当もう上のランクにいる人なのですが、
■ここ数年、やめたいと思っている
■この業界は本当にだめだ
■中山さんの直接の先輩たちなんかは、不祥事続きで、もうふらふらになっている
■仕事量がどんどん増やされて、困っている
などと愚痴るので、もう、転げまわって笑ってしまいました。
社会的に見れば、彼女は、きちんとした家庭と共働きの立派な夫、ぐれもせず成長した子供、おいおいは、黙っていれば勲章がもらえるような社会的地位、すべてを手に入れた、あの業界では類まれな、パワーウーマン(ただしあの職場は給料は、立場から見ると、低め)。
申し訳ないけれど、やっぱり、世間知らずのまま。
Tさん、私だから、愚痴聞いてあげるけど(でも笑っちゃったんだけど)、他の人に愚痴ったら、刺されますから。
Tさんは、あの業界でこのままリーダーのポジションでがんばってほしいと思います。それ以外の道を選択することは、逆に、もう、正直、Tさんにとっては、費用対効果が低すぎます。何もしなくても、中流の生活が保障されており、逆に財テク(古い言葉だ)や投資なんかに熱を入れるような態度があったら、職場では批判されるでしょう。
これを読んでくださっている、あなたの今の立ち位置は、どこら辺ですか?
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