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福祉受給者が入居します Section 8 recipient

今回の投資案件概要

> お客様が、2014年8月に、9万5,000ドルを融資
> 条件は1年目標で、金利は年率12%
> プロジェクトは、「現地の投資家が物件を修理し、賃貸する」
> 物件は、4万5,000ドルで買った4ベッドルーム2.5バスルーム
> 大規模修理して、5BR2.5BAに
> エグジットは、通常の金融機関でのリファイナンス。

今回、「物件が無事修理が終わり、テナントがついた」という中間報告が届きました。銀行は、通常、テナントがついてから数ヶ月たってからということを長期融資の条件にしますので、スケジュール通り、夏前に、エグジットできそうです。

テナントさんは、福祉受給の方(セクション8、政府家賃補助)が決まりました。

シカゴの現地では、福祉受給者を入居させる際には、常識が通じない人が入ると怖いので、ここでは、一般公開しませんが、管理会社や普通の業者さんに任せず、相当なプロセスを経て、幾重にも独自審査をしています。このプロセスを経ないと、福祉受給者のテナントさんは、「受給権があるから家賃は確実」というだけでは、やはり、なかなか、厳しいです。

エリアによるかもしれませんが、シカゴ南部の低所得者層の居住振りを、ご覧ください。毎回、関係者一同、首をかしげながら、仕上げています。。。。

どうして首を傾げているかというと、、、

みんな、福祉受給者のほうが、関係者の私たち一同より、ずっと生活水準が高いから、、、、

この建物は、2階建て、地下室もフルリフォーム。地下室に作ったものを含め、寝室は、5室、バストイレは、3室あります。

なんて豪華なんだ、、、購入したときは、4万5,000ドル。後で転売する予定なので、それを見込んで、キッチンのカウンタートップは、先取りで、グラナイト(御影石)カウンターになってます。

今売るとしたら、15から17万ドルくらいでしょうか。現地の投資家の戦略は、しばらく賃貸して、また少し値上がりしたところで、転売を検討することです。私のお客様は、1年間の予定で、固定金利12%をもらうことを約束し、ご資金を運用中というわけ。

大体、入居後に、私もたまに同行して、テナントさんの家に行くこともあります。

いろんなテナントさんがいて、例えば、すべての部屋に、フラットスクリーンのテレビがあったり、何台もコンピューターを持っていたり、クラブでも経営できそうな最新式の巨大なサウンドシステムがあったり、子供用のトラックとか、挙句にミラーボールが飾ってあったり、やりたい放題。新車で乗り付けてくる人もいます。

今日来たこの一式写真を見て、「お金持ちが住むの?」と目を丸くしているうちの子に、「ううん。ここ、アメリカで、お金とか仕事がない人が、政府からお金をもらって住むのよ。近所の公立学校は最悪ランキングで、エリアは危険だけど、住みたい?」と聞いたら、即座に「いやだそんなの。」と答えて行ってしまいました。

こちらは頭の中には、一瞬、「なんであっちのほうが豊かなの?」と、疑問符が沸いたわけですが、小学生でもどちらがいいかは即答できるのですから、こんな風に見えても、やはり、あちらの悩みのほうがずっと深いわけです。


社会問題って、複雑ですね。。。

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