「あの物件」が、売れた!
2007年の8月に、直接、ご紹介できる方には、下のような物件をお見せしていました。
ここをクリックして、物件詳細を、ダウンロード(PDFファイルです)。
この物件、私のグループの方が買ったのではないのですが、私のレアルター(不動産屋さん)の別のお客さんの掲載物件なので、売却情報も丸々入ってきました。
予想査定価格は、31万5,000ドルくらい、そして、売却希望価格が、26万ドルでした。それが、この9月、私のレアルターさんと話したところ、この物件、査定額は、私のチラシにあった予想額よりさらに高い、32万5,000ドル出たそうです。
そして、売却ご成約価格は、希望売却価格26万ドルから、さらに1万ドル以上値下げしての、24万9,900ドル。実に、24%もの含み資産分を購入時にゲットできたことになります。私のレアルターも、「売主は投資家なので、損切りするため、掲載価格より割安の交渉にも応じますよ!」と言ってくれていました。
しかし、日本人が、もっとも有利に取れる海外投資ローンである、円ローンを使った購入を有利に進めるためには、物件が実際にない状態で、まずは与信枠だけでも取っておかなければ無理だったりして、私はお客さんをご紹介できなかったのです。そうしたら、見事に、掲載から1ヶ月で、売れてしまいました。
査定に近い価格での売却を希望している掲載物件の場合、2007年現在、停滞市場であるラスベガスでは、6ヶ月、9ヶ月と、売れ残っているのが通常ですが、思い切った損切りの場合は、このように、買い手がつくのも、早い、早い。
「どんな物件でも売り手は割引に応じる」のではありませんが、損切りできる覚悟のあるオーナーが、物件を早々に処理して、新たに出直しをできるのですね!
こういう状況ですから、停滞した市場であるラスベガスで、割安物件をゲットする確率が高いことは高いのですが、実際に「出物」が出たら、すぐにゲットに動かないと、いくら、だぶつき市場とはいえ、やっぱり、「残念でした、またどうぞ」となってしまうのです。
この物件を円ローンで購入したとしたら、購入価格25万ドルで、頭金は、25%、つまり、6万2,500ドル必要になります。しかし、1年間、この物件を持った後、また、査定しなおし、査定額の75%をリファイナンスにより、引き出すことが可能なのです!
もっとも、その場合には、銀行のローンを組む手数料は、倍払うことにはなりますが、、、
最初に組むローン:
25万ドルで購入、頭金25%=6万2,500ドルを投入して、18万7,500ドルを借り起こす計算に
2年目に組むリファイナンスローン:
32万5,000ドルの査定が出るとしたら、その75%までを融資してくれるということで、
325,000×75%=243,750ドルを出してくれることになり、18万7,500ドルをマイナスした結果、5万6,250ドルが手元に帰ってくる
つまり、1年目に投入した6万2,500ドルのほとんどが、戻ってきてしまうのです。
ということは、この物件、私たちが、円ローンで買っていれば、
6万2,500ドル - 5万6,250ドル = 6,250ドル
プラス、最初のローン取得手数料: 5,000ドル程度(アバウトです)
プラス、リファイナンスの手数料: 5,000ドル程度(アバウトです)
このように、合計1万6,250ドル程度の支出で、これだけの長期資産物件が買えたことになってしまいます。
そうしたら、それをリサイクルして、別の物件の頭金として投入すれば、、、
毎回、一軒の物件を買うのに、1万や2万ドルしか使っていないことになるんです!
10年たてば、どの物件も、1,000万単位で値上がりしているでしょう。もちろん、リファイナンスは、翌年しなければいけないわけではありません。ベガスも、3年もすれば、様相が変わるはず。2007年購入物件のリファイナンスを、2010年くらいまで待てば、引き出せる金額はもっと高くなる可能性も大です。
停滞している市場、アメリカでの不動産投資って、実は、すごくないですか?
ご注意:上の表でも計算に入れましたように、リファイナンスの銀行手数料がかかります(物件価格の1.3%強プラス3,000ドル程度、上では、アバウトに、5,000ドルと計算しました)。また来年も市場の停滞が続く可能性が高いので、それに引きずられれば、今年の査定額、32万5,000ドルより、例えば1万ドルくらい、査定額が下がる可能性も高いです。さらに、リファイナンスが可能なのは、あくまで、銀行の再融資審査を通ってからですので、この戦術は、割安物件を買ったからといって、誰にでも、100%保証されるものではありません。私は、円ローン融資担当をやっているので、ご連絡くだされば、ご協力します。
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