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子供の生命保険 是非論

不動産投資とは直接関係ないですが、私の娘も、私同様、アメリカの生命保険【外資系の生命保険、という意味ではなく】に加入しています。

現在、日本では、子供の生命保険の販売反対論が強くなっているということがありますので、自分たちのことを、書いてみます。

アメリカでは、掛け捨ての生命保険は、term life、貯蓄型のことを、whole lifeといいます。

私自身は、ローンの支払いが終わるまでの期間が一番のリスクと考え、掛け捨てで、ローン残高に見合う額に加入しています。期間は、20年で、最大、100歳まで延長できます(但し、21年目からは、相当な高額になる)。

そもそも、ある程度、資産ができ、しかも、子供の年齢が進めば、別に、遺産を残す必要があるとも限らないので、高齢になった段階では、やめてしまってもいいくらいかもしれないとも思います。


それに対して、娘の保険は、死亡時保障が20万ドルの、「生涯貯蓄型」。我が家の場合、毎年、1,008ドルの支払い(毎月、1万円相当)を17年、続ける予定です。

この保険が有利なのは、子供が18歳になった段階で、以後の支払いが不要であるにもかかわらず、一生涯、契約が続くこと。現在は受取人は私ですが、これは、当然、将来、変更することになります。


エージェントには、こんな説明を受けました。

たとえば、、、

★若くして、疾病に冒され、保険に加入しにくくなる人もいます、、、この保険にまず入っておけば、将来、保険に入れなかったとしても、この保険が最低の保障をオファーします。

★万が一、子供を病気で失う場合、高度医療などで、死亡時の経済的損失が大変大きいことがありえます。その場合でも、医療費を払うことができます、、、。


さて、娘自身にとって、一番「お得」なのは、これが、貯蓄型だからで、娘自身が、この払い込んだ金額(総額1,008×17=1万7,136ドル)を原資とする資産を引き出すことも可能。

たとえば、娘が、30歳になった段階で、解約したければ、その額は、最低、3万116ドルが契約で保障されています。これは、毎年の利回りが、3.5%で計算された額だそう。


また、娘が、65歳になったときには、解約時保障額は、なんと、10万878ドルにも。市場で運用するので、もっと利回りがよければ、複利の効果で、もっとすごいことになるかもしれません。事実、2007年にきた運用報告書には、「本年度の利回りは、5.4%でした」とあり、ホクホク。

65年間、毎年、5.4%で運用できれば、解約時に娘が引き出せる金額は、27万7,043ドルにもなるそうです。


イギリスなんかでは、子供に生命保険をかけることが禁じられているとニュースにありました。現在、高額保険は、日本でも、子殺しを誘発するという痛ましい事情があるということで、なんともいいがたいですが、貯蓄性が高いアメリカの生命保険は、子を思う一般の家庭にとっても、有効なツールでありうるのです。


関連記事は、こちらから。

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