モルガンスタンレーが全世界規模の不動産ファンド立ち上げ
米モルガン・スタンレーが不動産ファンド立ち上げ
2007年06月21日16時04分
[香港 21日 ロイター] 米大手投資銀行のモルガン・スタンレーは20日、同社の不動産部門を通じ、主に北米、欧州、中東、アジアの不動産に投資する80億ドル規模のファンドを立ち上げたことを明らかにした。
投資先には日本、西欧諸国、オーストラリアを含む先進国のほか、中国、インド、ロシア、ラテンアメリカといった新興国市場の不動産や企業が含まれるという。
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管理人コメント:
現在、不動産市場は、これまでになく、国際化しています。
皆さんもご存知のように、5年ほど前、アメリカ市場は、大変な値上がりを見せましたが、その後は、調整が続いています。
私のように、「安く買ってキャッシュフローに廻す」タイプの投資家は、下降市場歓迎!です。但し、値上がり市場が困る!と言うほどではありません(笑)。値上がり傾向が強まったら、一部の所有物件を、売りますから。
というか、値下がりでも、値上がりでも、金を稼ぐ、それが、プロの投資家だと思っています。
ただ、私自身は、資金力がそれほど豊富なわけではないので、当面、アメリカ以外の投資はできないですが、国際的に見ると、いろいろな市場で、値上がり狙いのバブルが見受けられますから、そうした各種市場に出て行くのも、正解なわけです。
モルガンスタンレーは、実は、US Property Fundというファンドを持っていましたが、今年になって、販売を中止しています。
というのも、はっきり言って、業績に、自信がないからでしょう。
その代わり、世界規模の不動産ファンドを立ち上げることで、「アメリカがダメなときにも負けない」ポートフォリオ作りを、しようとしているわけです。
というのも、個人レベルでは、下降市場での投資は、「それなりの戦略」によって、克服できるものなのですが、ファンドと言うのは、短期勝負が必要で、「下降市場」では、短期に、「上昇市場」動揺の良い成績を出すのは、やはり、不可能だからです。
具体的に説明すると:
私個人なんかは、資金力が小さいですので、「外国人でもローンでお金をレバレッジすることを許してくれる世界唯一の不動産市場アメリカ」で投資をし続けるメリットがありますね。
しかし、資金力が豊富なモルガンスタンレーともなれば、「がーっと短期値上がりしている世界の不動産市場を次々に効率よく荒らしていこう!」(笑)とできるわけです。
私も、将来的には、やはり、個人なりに、同様のことができるようになればよい、と思っています。ですので、世界の不動産市場の勉強も、多少、続けています。
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