まず、自分の投資スタイルを決めなさい!
投資には、値上がり狙いと、利回り狙いがあります。
あまりに当たり前なので、不動産屋さんのHPなどを見てもこんなことは書いてありませんが、意識するとしないでは、投資方法がまったく変わってくるでしょう。
私自身、5年前に投資を始めたときは、こういう二元論(というと大げさですが)などは立てる力がありませんでした。
その結果、ぼんやりと、「そういうもの」と、値上がり狙いに追随しました。
その結果、その頃、投資した物件は2軒とも、それぞれ3年を待たずに倍近くになりましたから、まあよかったわけですが、このプロセスの中で学んだことがあります。それが、「値上がり狙い」と「キャッシュフロー狙い」という「問題の立て方」です。
値上がり狙いの不動産投資とは、
☆値上がりによる含み資産の増加を狙う
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毎月のキャッシュフローは、よくてとんとん。通常、値上がり見込み幅が大きければ大きいほど、マイナスキャッシュフローも大きくなる。
☆キャッシュフロー目的の投資
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毎月のキャッシュフローがプラスになる投資アングル。これだと、必ずしも短期的な値上げは期待できない。(但し、アメリカの場合、10年から20年単位で見れば、こうした物件でも、2倍くらいになる可能性は大変高い)
それぞれの投資方法によって、投資対象や地域と、いちいち違ってきます。たとえば、カルフォルニアだったら、キャッシュフローは難しいので、値上がり狙いの投資方法が中心になってしまいそうです。
それでは、どちらがよいか?
それは、あなたのおかれている状況によります。
値上がり見込みは、本業が成功している方に勧めます。
家族持ちの方の場合は、年収1000万位では、通常の値上がり見込み投資は、きついでしょう。逆に「ビジネス/本業が黒字で税金ばかりなんだよ!」という方は、値上がり狙いの不動産投資で、経費や減価償却による節税と長期的な資産形成をお勧めします。
キャッシュフロー狙いは、私自身が、不動産投資を本業とするために必要だった戦略です。
私には、もう、「本業の給料」がないので、いくら将来値上がりするといっても、マイナスになるとわかっているローンを組む余裕はありません。
当面、値上がりはしないかもしれないとは思っても、「投資するからには、毎月の生活が安定すること」を目標にしています。本業の収入が不安定だったり、それほど大きくなかったりする方は、こちらのタイプの不動産投資を最初、始めることを、強く勧めます。
ある程度、キャッシュフロー狙いが成功してくると、本業に加えて、家賃という安定収入が確保できるようになります。この余剰資金を積み立てすれば、値上がり狙いの投資や、リスクの高い高利回り金融商品などにも、手を出すことができるようになります。
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