投資は、場数です
投資というのは、どう成功させていくのでしょうか?
これは、私は、「場数です」とお答えしたいです。
たとえば、私のブログを見て、「一棟ものはないですか?」というお問い合わせもあります。私自身が、まだ、一棟ものはやっていないので、ご紹介したくありません。
それでは、どうして、私は、まだ、5室以上のいわゆる商業物件とアメリカでは分類される一棟もの(4室までは、一般物件といわれます)をやっていないのでしょうか?
商業物件と一般物件は、ルールが違います。
どちらかといえば、ですが、
商業物件のローンは、
■個人の与信審査が厳しい
■利率が高い
■期間が短い
といったことがありえます。一棟ものをやるメリットは、スケールメリットですが、気をつけないと、この、一室ごとのスケールメリットが、こういう事情で、失われてしまうのです。アメリカでは、日本のように、一棟ものについて、「よい会社に長期勤続していれば、それほど、財産がなくても、フルローンOK」といったことは、ないようです。
また、一般的には、一棟もののほうが、値段も高く、頭金という、必要な金額が、大きくなります。
投資に慎重なことが、私のような遠隔投資家には肝要だと思います。現地で、すごく手広くやっている人がいたとしても、それを望むのは、どうだろうか、というリスクとの判断ですね。
タイトルの、投資は場数、ということですが、小規模投資家が、この場数を、踏むためには、ずばり、「細かい取引を繰り返す」行動が最適だと思っています。
その理由は、こちらです。
最初の一回目や二回目で、「勝負」してしまうと、失敗する可能性も、より高く、そのときのロスで、その後、すっからかんになり、プレイヤーになれなくなるかもしれない。
私のところに、「投資できる額が、2,000万あります」といわれてきても、私は、「それでは、それを使って、8,000万、1億の家を買いましょう」とは絶対申し上げません。
私自身が、自信がないのみならず、投資家様も、英語の巧拙はともかく、アメリカという市場を、多少理解していただけてからでないと、「こんなことがあるのか?」ということがあまりに多すぎては、ストレスがかかりすぎるからです。
準備資金がより大きい方の場合でも、このブログで紹介している小さい物件をご紹介するか、円ローンを使って、やはり、初期投資500万以下からの出発を薦めています。
つまらない、かもしれません。
300万の物件、500万の物件をやって、毎月、3万や5万入ったって、それじゃあ、俺の目標の、家賃手取りで100万までは、どれだけかかるんだよ?
お気持ちは、わかります。しかし、最初は、はやっても仕方がありません。
私も、勝負を張って苦労してきた人をそれなりに知っています。ロバート・アレンさんをはじめ、有名投資家は、大体、破産を複数回しているものです。あなたの目標は、そこまでのリスクをおいながら、それでも、達成してみたいですか?
私は、ごめんです。
私の勧めに従っていただけるなら、最初の数軒は、練習と思ってください。私のセミナーに、何回か、ぜひ、出席してください。可能だったら、研修旅行も、ぜひ、ご検討ください。
3軒、4軒とやっているうちに、自分が投資家として、決定的な失敗は、することなく、中堅になっていることに気づかれるのではないでしょうか?これは、英語がそれほどできなくても、ファイナンシャルインテリジェンスの問題ですから、達成可能。
そうなって、「よし、自信もついたな、今度は勝負してみようか」という時期が、来たことが、自分でもわかるのです。
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