アメリカ(海外)不動産投資で利回り２０％以上

日本からの遠隔投資希望者は、自分自身が、忍耐強い必要がありますが、それと同時に、アメリカ人の地元取引先を探す場合、「相手も、忍耐強い人である」必要があるように思います。

向こうの眼から見ると、こっちは、
★アメリカの常識を知らない
★地元投資家と違い、地元の常識を知らない
★住所や社会保障番号もなく、挙句に、顔も見せない
と、ないないづくし。

こっちも不安ですが、向こうも不安になっておかしくありません。「付き合ってメリットになるのかしら」「ちゃんと、契約締結条項を守るんだろうな」、、、向こうの不安も、尽きないわけです。

この問題には、ひとつの解決はありません。やるといったらやる、不安や問題があれば、それを上手に表現できる、いつも、冷静で、相手の立場を考える余裕を持つ、、、こうした、態度が、相手との信頼関係を作っていくのです。

投資家は、自分自身が、desirable business counterpart（人に望まれるような取引相手）となろうとする必要があります。

そして、実は、相手に対しても、同様な、人間であることを求める必要があります。

どんな人と付き合うかによって、あなたの投資家としてのレベルは、飛躍的に成長したり、あるいは、初級でとどまったり、するのです。

与えられた時間は、24時間で、みな、平等。自分の時間を尊重する、相手の時間を尊重する、そして、もうひとつ、そんな自分ができてきたと思えるようになったら、

「つまらない人とは付き合わない。」

ビジネス経験が浅い方で、時々、プライベート的な人間関係の作り方を、ビジネス的な人間関係の作り方とごっちゃにしてしまう方がいます。「いい人」であろうとしてしまうのですね。ですが、ビジネス上の「いい人」は、プライベートレベルでの「いい人」とは違います。

社会でのビジネス経験の浅い女性や若い方は、相手を信用したいという気持ちを、相手や自分を尊重するという態度と、混同するのです。母性的な自分、人を尊重する自分、人を信じ、そのことにより、幸せに成長してきた自分、、そんな自己イメージを持っている人もいるのかもしれません。

営業系のサラリーマンをやっているような方でしたら、こういうことはあまりないように、思います。

この前、付き合いが良すぎるある生徒さんに、「家族と付き合うのと、ビジネスパートナーと付き合うのでは、相手へのコミットの度合いは違います。子供や、親、配偶者を無条件に受け入れる包容力を持つことと、つまらないビジネスパートナーと付き合うことの区別がつくまで、あなたは、投資家として成長できません」と、えらそうなことをいってしまいました。

これは、アメリカでは、boundaries（他人との境界線の引き方＝距離のとり方について、誤解をしている）の問題と、捉えます。

私なんかも、昔、初級者だったころ、親切にしてくれるレアルターに頼り、「せっかくなら、この人から買ってあげたい」などと思って、失敗した経験があります。こういうところがあるから、レアルターとたくさん時間をすごすことは、必ずしも、よいことばかりとはいえないのです。飛行場に迎えに来てもらったりして、車で引き回してもらい、レンタカーをすることを横着する、食事は毎度一緒で、いつも向こうがおごってくれる、、、こういうところで、いちいち、恩ができていくのですね。

まったく別の例も、ご紹介しましょう。

この前、私は、ある方から、こんなメールを頂戴しました。

「私も海外物件の紹介をやっていますので、中山さんのブログが大変勉強になりました。お互い業者として、意見交換をしたいので、【中山さんが参加しているSNS】への招待状を送ってください。○岡○子」

一見丁寧な口調ですが、プライベートなメールアドレスに、名前だけ。こんな方が「業者間情報交換」を本当に望む方のはずがありません。私は、言下にこのような返事を書きました。「業者さんでおいででしたら、まずは、自己紹介をお願いいたします。」

思ったとおり、返事は、かえって来ません。

どういう方かわかりませんが、本当に海外仲介をやっているのだとしたら（疑わしいですが）、私だったら絶対、推薦したり、付き合ったりはできないタイプの方ですね。

個人の問い合わせの方が、「中山さん、ブログ見ました。」といってくる場合は、通常、住所や電話番号などはお書きになりません。

電話番号など書いて、私にあまり｢営業をかけられてしまうと困るな」といった自制心が働くのですね。実は私は横着なので営業はまったくかけないのですが（笑）。こちらは、連絡先などはなくても、当たり前ですね。

しかし、私と、対等に、業者間情報交換をするんだと豪語する方が、こんなメールを書いてくるとは、、、

私には、こういう方とは、別に、知り合うメリットはないのです。無料のブログを、「読むな」とはいえませんが、、、（苦笑）

ビジネス上の私は、「（誰に対してでも）いい（顔を見せる）人」ではありません。そのことが、ビジネスパーソンとしての私を守ってくれるのです。