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大家さん体験 ヒヤッと編

私は、自分自身が投資家ですので、最近は特に、投資のリスクや問題も、ご案内するようにしています。人によったら、「マイナス面が、細かく書いてある!」と、びっくりされるかもしれませんね。

というのは、このブログ、いろいろな方々のご連絡を頂戴するうちに、わかってきたのですが、日米不動産のプロの方や、投資家様も、本当によく見てくださっているのです。

こうなると、投資未経験者様に、「良いことだけをいう」のでは、十分でないのと同様に、すでに、私より、大家業が長く、経験豊富な投資家の方々には、どうせ、いろいろ、「お見通し」でもあります。

ということで、管理に関係して、ちょっとしたエピソードを、これからも、ご紹介していきたいと思います。


この前は、お客様の物件で、ちょっと、ヒヤッとする経験がありました。

物件は、テナント入居済みで、その売主の入居させるテナントは、大体、印象は悪くありません。この物件についても、「テナントは、入居してから、半年以上、家賃の入金は遅れたことがありません」という申し送りがありました。

もちろん、「入居3年間の間に一度も遅れがありません」というテナントさんとは実績が、違いますから、半年くらいでは、また何が起こっても不思議はないのですが、、、

クロージングで、名義が変わってすぐの初回家賃入金予定。

お客様からも、「入金サイクルを、教えてください」とご連絡が入ります。

ところが、このテナントがこの初回、イキナリ、滞納。


「数年間のうちには、強制退去もあるかもしれません」とは申し上げますし、これも、当然、リスクのうちではありますが、やはり、最初の一回となれば、気持ち的には、申し訳ないです(汗)。

初回なので、私も管理会社や売主と細かく連絡を取っていろいろ調べてみましたら、「入院している」というではありませんか。

私の頭の中を、悪いシナリオが、よぎりました。


週給で働いている人だったら、イキナリ、1週間、お給料が出なければ、家賃が払えなくなるのでは、、、


なんといっても家賃600ドルの物件ですから、そういうプロフィールの方が、ひとつの顧客層ですから、、、


調べてみると、彼女は、透析を受けているということで、アメリカで言う、disability(ハンディーキャップ)の行政からの福祉を受けている立場の模様。

一般にはディスアビリティの方のチェックは、ちゃんと生活ができる額ですし、入院していても、支給が確実ですから、「それなら、退院されれば大丈夫かも」と一息つきました。

数日間、毎日、「今日は退院しますか?」などと現地とやり取りしていましたが、その間に、当方の管理会社の出した「遅滞告知」が功を奏したらしく、賃借人が入院中に、娘さんが、現金で、家賃600ドルに、滞納ペナルティ分75ドルも耳をそろえて、払ってくれました。


心臓発作だったもようです。今後も、お大事に、、、

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