円ローン融資銀行担当部長らとの打ち合わせ
2008年3月14日の昨日は、香港から、円ローン融資銀行担当部門部長らとの定例打ち合わせがありました。
銀行側は、世界中の窓口担当者たちと、定期的にブリーフィング会議をするため、この部長さんは、いつも出張しまくっています。
特に何、というわけではなく、始終、楽しくお話をさせていただきました。
大体、私の提出する円ローン融資申請案件は、すべて、不備が大変少なく、手がかからない。大変感謝している
といってもらえ、このことに特に腐心している私も、とてもうれしかったです。
実は私が前、円ローン申請業務を修行させてもらっていた会社では、案件数は多かったものの、100件もファイルを送っておきながら、恒常的に、そのうちの90件が「お客様からの書類提出待ちです」、といった状態。
接客責任者が、お客様の書類をそろえてから申請をする体制ではなく、まず、申請書を書いては提出しておき、お客様に、「用意ができたら、書類を送ってください」とお願いしていく形式。
お客様も、何がなんだかよくわからず、提出書類は、一度にではなく、準備ができたところで、ぽろぽろ送ってみて、こちらの反応を見る、なんていうことばかり。
実務担当者として、接客はせず、裏方に終始しましたが、正直、「どのファイルがどうなっているのかわからない」状態で、大変ストレスがあり、「こんなやり方では、能率が悪いなあ」と思っていたのです。
「やるだけやってみようか」という、「検討中」の方も多数だったほか、本当に真剣なお客様も、混乱の中、「どの書類を送ったらいいかわからない、送った書類が紛失」といった経験をされ、不快になった方も少なからず、おいででした。
その経験から、私は、僭越ながら、現在は、
■まずは、関係書類をすべてご提出願う
■書類がそろってから、申請書をお書きいただく
という方式を取らせていただいています。
書類を拝見して、「申し訳ありません、これでは申請書を書いても、取れません」となってしまうケースも、あります。やはり、書類がそろわなくて、結局、ご申請に至らないケースも多数。
銀行の融資をとろうと考える方は、普段から相当几帳面な方でないと、難しいでしょう。
また、このローンは、取得後も、送金やら、いろいろ、日本のローンと違い、自分のイニシアチブを発揮する必要があるので、リテラシーの高い、そうしたタイプの方でなければ、無理に取得をお願いすることは、しないほうが、よいのです。
正直言って、書類不備なケースや、条件がはなからあわない方は、申請のお手伝いしても、私のみならず、お客様自身、銀行担当者と、全員が、無駄な労力を使うことになりますから、、、
その結果、現在、私が送るファイルは、実質、毎月数件と、数は多くはありませんが、「書類不備なしで本当に助かるわ」と、毎回、担当者に言ってもらえます。
また、そのため、何か相談があるときは、「Michikoのいうことなら」「Michikoのためなら」と、熱心に聴いてもらえるのです。
この信頼関係は、最終的には、お客様の利益となって帰ってくるので、今後も大切にしなければ、銀行に対し、お客様に対し、誠実なパートナーであり続けなければ、と決意を新たに、ホテルの喫茶室を後にしました。
その他の話としては、
■今は、スペイン不動産が暴落
■香港不動産は急騰
■南アフリカの融資を検討していたけれど、今保留になっている
■日本の不動産についても検討したいところだが
といったちょっとした話も聞けました。
在日の外国人の方々が、日本のローンを取るのが大変なので、日本の不動産に対しても、融資を考えている、日本在住のお客さんは、大変よいお客さんだ、ということでした。
実は、日本の円ローンの窓口の方々は、いわゆる外国人の方々向けのFPの方々ばかりで、日本人の方々向けにやっているのは、私くらい。ほかの方で、日本語ができる方は、あまり、いないくらいなのです。その意味では、「とても期待している、これまでは、顧客ベースにできていなかったマーケットだ」と言ってもらえました。
5月末には、香港で、研修があるということなので、「ちゃんとやっているMichikoにとっては、ほとんどはいらないことだけれど」と断りがありましたが、顔つなぎや、上級テクを習得するために、行ってこようと決めました。
また、ブログで、ご報告しますね。
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