ハワイ編 ブログ更新している場合じゃないです…
私の生徒さんのYさんが、ご主人と一緒に、ハワイに旅行されます。コーチングでは、「円ローン枠を使ってハワイに投資をされるかも」ということだったので、いくつか、ハワイ投資についての注意点を、お話しました。
ハワイは、日本人にとっては、永遠の憧れ。底値は、やはり、2000年前後だったと思うので、今は、サブプライム住宅ローン問題にはそれほど巻き込まれていないということで、まだ、底堅い感がありますので、「2008年は、買い時か」といわれれば、率直には、そうでもありません。
ただ、円ローンが取得できるのであれば、負担感が小さいですから、総合的な判断で、かまわないです、と申し上げました。
気をつけなければいけないのが物件メンテ。
ご主人は、やはり、エリアは劣っても、一戸建てのほうが、割高感のあるコンドミニアムより、ねらい目かな、と思っておいでのご様子でしたので、いくつか、ヒントを。
【私自身はハワイ投資家ではないので、ごく、一般的なサジェストとお考えください。】
★ハワイは、保険が高いので、保険の掛け金や条件を細かく事前にシミュレーションすること
★ハワイは、修理代やメンテ代が高いので、その分を十分に織り込んでおくこと
★こういうエリアでは、一戸建ては、コンドより相当メンテナンスコストが高いので、
好エリアの小さいコンドミニアムを馬鹿にしないこと
いろいろ例を挙げて注意点を話していくと、熱心な彼女は、「ハワイで別荘を買った人のブログなんか、日本語でチェックしまくっているんです」ということで、こんな話をしてくれました。
☆☆☆☆Yさん談☆☆☆
そういえば、メンテが大変といえば、あるブログを読んだら、その管理人さんは、日本在住で、ハワイには、年に1度か2度しか、いらっしゃれない。そのたびごとに、別荘のメンテで苦労をしている、そういう、ブログがありました。
一度、しばらく行かなかったら、家の周りがジャングルのようになっていて、ヤシの木など、刈りこむのに、苦労した、というエピソードが、出ていましたよ、、、
☆☆☆
私は、Yさんに、申し上げました。
大変失礼ながら、そのブログの管理人さんは、「ハワイに別荘を持っているよ」なんていう自己満足のブログなんかやっている場合ではありませんね。
湿潤気候で、このように、庭の木が茂ると、何が問題かというと、家自体に葉が触れて、雨のときに、水がたまりやすくなります。屋根などで、水はけが悪い状態が続くと、雨漏りが始まったり、場合によったら、大規模な補修が必要にならないとも限りません。
この方は、大変な資産をお持ちになりながら、庭師の手配を怠るという理解不能な行動を取っていることで、自分の資産をどれほどのリスクにさらしているか、まったくわかっていないのでしょう。
こんな状態で保険業者が定例検査にきたら、「保険を打ち切る」と通告してくる可能性もあります。管理組合がある敷地であれば、罰金が科せられるでしょう。
コンドミニアムの利点は、「外壁は、すべて、管理組合が責任を持ってくれる」こと。こうした方は、コンドミニアムの別荘を持つべきなのです。
この方は、趣味ブログの更新より、信頼できる現地の管理会社とのネットワーク作りに時間を使わなければいけないところです。
別荘なのだから、「投資」ではないのでしょうが、年に1度しかいけないなら、なおさら、行ったたびに、ねずみやら、庭の手入れなどに自分の貴重な休暇の時間を費やしていては、いつまでたっても、別荘をエンジョイすることからはほど遠いことが、わからないのでしょうか。
管理費が払えないほど高いのであれば、正直、「ハワイに一戸建ての別荘を持つような力は、本来、ない人だったのだ、背伸びしすぎたのだ」、と判断せざるを得ません。
こんなことでは、この購入から、よい結果は出ないでしょう。
Yさんご夫妻にも、「ハワイのコンドミニアムの管理組合費が、500ドルとか、高額なのは、一戸建てを持ったら、もっと高いという意味なのですよ」とはっきり、申し上げました。
不動産は、賢明な投資となりえますが、自分にとって都合のよいだけの、うまい話なんか、転がっていません。そして、失敗してからの授業料は、「高い」どころでは、ないのです、、、
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