体感温度が違う… 融資編
どこでも同じだと思いますが、アメリカは、広いので、いろいろな州で起こっていることを理解することは、不可能といってよいでしょう。
私も、ニューヨーク、ネバダ、ミシガンと投資エリアが不況エリアばかりなので、景気のよい話は聞きません。リスクプレミアムや、保険の上昇、などなど、、、
3月にヒアリングさせていただいたシアトルベースのローンオフィサーさんなんかは、そのとき、貸し渋りに悩んでいたのですが、別のエリアの投資家さんからは、こんなコメントも寄せられました。
いつも、私にいろいろなことをご指南下さるYさんご夫妻は、ご自分たちのエリアでは、適正な売買は、きちんと、流れている、とおっしゃいます。
***引用***
ちなみに、1月25日ごろにリアルターの私の家内がカリフォルニア・オレンジカ
ウンティーで知人の家を525、000ドルでMLSにリスティングしましたが、1週
間以内で12組のバイヤーからの正式オファーがあり、2、3日、価格をバイヤー同
士で吊り上げさせ、結局、リスティングプライスより高い「540、200ドル+セ
ラーの引越しをバイヤーが手伝う」でバイヤーが決定。3月14日に無事にクロージ
ングしました。
2月初めにバイヤーが決まった後(エスクローに入った後)も、「まだ、あの家はア
ベイラブルか」という電話が週に2,3件はあったほどです。
要するに、適正な価格をつけ、ステージング正しくすれば、家はすぐに売れます。
また、ちゃんと職を持っているバイヤーには、ローンは付きます。
ここ数年、素人の不動産投資ブームで高値の間は、我々はほとんど買わずに、逆に息
子の大学資金で数軒売却しましたので、ローン数は減りましたが、それでも10-1
2のローンが残っていまして、そのローン会社からは「リファイナンスさせろ」と電
話勧誘が最近増えています。
政府(FRB=米国の中央銀行)が金融市場の流動性を高めるために大量の現金を放出
していますから、貸し渋りは特にないですね。
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エリアや、物件プロフィールによる、「体感温度」は、相当違います。正直、カルフォルニアでも、今、「盛業」なのは、いわゆる焦げ付き融資関係のレアルターさんのほうが多いのではないかという印象。Yさんの奥様は、やり手ですからね。
ちなみに、FRBの資金供給については、こちらで、報道されています。
Yさん、これからも、ご指導よろしくお願いしますね。
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