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売れっ子評論家 森永卓郎さんのファイナンシャルプランニングは大丈夫?

私は、売れっ子評論家の森永卓郎さんのファンで、よく彼の論説を見ます。実際、彼の活躍を目にしたり、耳にしない日はないくらいですね。

ちなみに、森永さんは、ウオーレン・バフェット氏同様、相続税による「1から出発機会均等主義」の信奉者。真の実力主義、機会均等主義を重視するここら辺までいくと、私のような、凡人の感覚とは超絶しているな、と思いますが、それはよしとして、、、

ベストセラーであるご著書やメディアで報道される彼のプロフィールによると、森永さんは、ご自身、現在大変稼がれるのにもかかわらず、生活費自体は押さえ、居宅も、あえて、割安なロケーションだそう。

「ネットオークションでお小遣い稼ぎできますよ」
「生活費を、抑えることで、生活設計をしましょう」
「サラリーマンは、今仕事をやめてはいけません」

といった節約推奨型の経済観は、まさに、不況で先行き不安な現代日本の経済的弱者の立場を代弁しているために、これほどの支持を誇るのでしょう。私自身も、「蓄財の最初のステップは節約」と心がけていますから、テレビに出て、マクロ経済学を語られる方が、日々の庶民の生活を代弁してくださることには、大変敬意を払っています。


ところが、実は、今日の新聞には、この森永さんが、「高齢のお父様の介護に家族が一丸となって戦っている」というインタビューがありました。

そこから拝見すると、


■森永さんは、ここ7年間、1日も休みをとられたことがなく
■スケジュールは分刻みで
■家庭に帰るのは、週末の数時間のみ


だそうです。

おととし倒れられた元新聞記者のご尊父は、在宅で奥様が介護をされているということ。彼にできることは、メール中心に、愚痴を聞くことだけ、、、。

「妻に申し訳ない、感謝しかない」「父を施設にやりたくない」と、心を打つ心情が吐露されていました。

大変なご一家様の、更なるご健闘やご多幸を一読者、ファンとして、お祈りするばかりですが、その反面、実は、私、大変失礼ながら、こんなことも、考えました。


ここ10年以上にわたり、何百万という一般大衆に対し、生活設計を指南する立場に継続的に立たれてきた方が、「いざ、自らの家庭の危機」となると、これでいいのかしら、、、


印税なども多いであろう森永さんですから、収入を減らし、原稿を書いたりといった、家庭中心の生活に切り替えても、一般人以上の収入は立てられるのだろうと失礼な想像をします。獨協大学法学部教授職は、別に離職されなくても、融通が利きそう。

きっと、彼を支えているのは、「社会をよくしなければ」、「自分が情報を発信することを求めている人たちがいる」という、使命感なのでしょう。

しかし、マクロ経済学を専門としている学者先生であるのみならず、庶民の生計について、これだけ造詣が深いこの方が、毎日の生活はというと、分刻みの独楽鼠のように働き、生涯の伴侶として選んだ奥様との生活を楽しまれる余裕がゼロである上、お父様の介護にはまったく参加せず、「悪いなあ」か、、、


私なんかも、自分自身も介護を経験するどころか、高齢の親にまだ世話になっているくらいですから、偉そうなことをいう立場にはありません。

しかし、ファイナンシャルプランニングで、テレビに出る方、新聞で論説を書く方には、正直、「こうやればうまくやれるんだ」というモデルも、見せていただきたいものです。

森永さんのような人にこそ、節約だけでなく、効率的に、お金を稼ぎながら、マイペースで、社会に良質の情報発信をしていっていただきたいなあ、その上で、必要な時間だけ、奥様、お父様の元に帰っていただきたいものだなあ、、、

現在の厚生大臣でおありになる舛添要一氏なんかは、介護をされていた時期、お母様がおいでになった福岡に週末帰ることとし、この時期、普段は、関東圏ではなく、九州により近い関西圏でのお仕事に絞られていたと聞きます。その経験を生かして、「学者」、「評論家」から、実践者、政治家へと大きな飛躍を遂げられたことが、今の厚生大臣職につながったのですね。

【本当に勝手なことを言って森永さん、ごめんなさい、、、これは、有名税というものです、、、】


まったく違う方ですが、タレントの千秋さんのこと、私は、最近とても好きです。

どうして好きかというと、「不思議キャラ」といわれてきた芸風については、わかりませんが、私は、社会の役に立つことで、稼げる仕組みが作れる人が大好きだから。

幼児をお持ちの方は千秋さんのファッションブランドであるリボンキャスケットをご存知でしょう。ウエブサイトは、こちらから。

コンビという幼児の服メーカーのチーフデザイナーとして、千秋さんが立ち上げられたこのブランドは、年商は、いまや、50億ともいわれているようです。この勢いは、そんなところではとまりそうにありません。

ご本人は、

■リーズナブルでおしゃれ
■洗濯を何回してもだめにならない

といった、実用ポイントを重視しながら、それはそれは細かく、デザイン指示をされているようなのです。

芸能ニュース好きの私は、最近、千秋さんが、ご自身のブログで、「子育て中心宣言」をされたことも、知っていますV

実業家である彼女にとっては、今現在、テレビ露出は、「必要なときに、自らの情報を仕掛けるためだけに使い、普段は、子育てをしながらビジネスに取り組む」姿勢程度で、十二分なのでしょう。

失礼ながら、彼女の収益ポテンシャルは、先だって離婚されたご主人であるココリコの遠藤さんより高そう。

今の千秋さんは、世の中のお母さんたちを応援したいという、大変社会性の高いメッセージを強く発信しながら、一般人の想像の範囲を超える収益を上げ、しかも、シングルペアレントとなった今、お子さんのために、好きなだけ、家にいられるんですね。

彼女のブログを見ると、ご友人たちとの交流の話とか、「子育て中」でありながら、大人の社交生活もお持ちのようで、「24時間、何をするかは自分が決めている」様子がありあり。

そう、彼女は、「子育てって、苦しいものじゃなくて、楽しいものなんだよ」、「ちょっとした、気働きで、日常をおしゃれにしていくことで、誰でも、日々の幸せをつかめるんだよ」という、ご自身の人生観を、ブランドコンセプトとして昇華され、そして、ご自身のライフスタイルで、体現されているんです。


これなんですよね、森永さん、、、私たち一般大衆が、森永さんに、期待していたのは、、、

このブログを読んでくださっているあなたへも。年収の多寡なんか、関係ない。ですが、あなたは、「あなたを必要とする人のために、今、すぐ、必要な時間を割ける立場にありますか?」


真のファイナンシャルリテラシーは、新聞の経済欄にでてくるような、難しい単語をどれくらい理解しているか、で計るべきではなく、社会貢献をギブアップすることなく、臨機応変に、自分の家庭の家計を、家族全員の幸福のために、どうまわしていけるのか、で計るべきではないでしょうか?

中山からのお願いです。
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