アメリカ国籍と与信
たまに、「アメリカ国籍があります。アメリカの融資に有利ではないですか?」というお問い合わせがあります。
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たまたま、アメリカで生まれた日本人の方であったり、逆に、日本に来て20年くらいたったアメリカ人の方であったり。
大体、このとき、判断基準は、「直近2年、納税申告をしていますか」ということです。
こういうことにきちんとしている方は、アメリカのクレジットカードを使い続け、アメリカで納税もしています。しかし、海外在住で、10万ドルくらい以下【この部分については正確ではありませんのでご確認ください】の年収の場合、アメリカに申告する必要がないので、「日本に来てから、一度も申告していない」なんていう方のほうが、実は多いのですね。
こういう方は、アメリカに与信がなく、実は、在外ビザなし外人の私より、与信状況は通常、劣ります。与信自体が、ないからです。
対策は、申告とクレジットカードの利用以外ありません。銀行がお金を融資するのは、その人の経済活動を総合的に見ての話。
「経済の実態」がなければ、国籍や市民権は、そのままでは、意味がないんですね。
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