またショートセール【銀行の損切り】の被害者が
今日、久しぶりに話すラスベガスの友人。彼は、仕事でほとんど自宅にいないのですが、「賃貸していた家が、ショートセールになることになった、、、」と浮かぬ顔。
ショートセールとは、ローンの支払いができなくなった場合に、銀行が借り手と共同して、通常は融資額より下の値段での損切り売却に合意する場合を言います。
融資を受けた売主にとっては、通常、これをやれば、自己破産や与信歴の傷を最小限に防げます。銀行にとっては、競売になるより、まし、というわけです。
実は、1年前にはなしたときも、彼は、「家に、競売関係の通知が来ている」といっていたので、私も、「とうとう来たな」と思いました。
そのとき、友人は、家主に経済状況を尋ね、「大丈夫だ」ということだったので、賃貸契約を1年延長していたというのです。
「時間がないながらも、入居したとき、すさんでいた庭をきれいにして、デコラティブストーンなどおいてあげたのに、、、」
とうなだれる人のよいRさん。
いやみな私は、「一年前から、家主が経済状況が悪いことや、家賃の額では、ローンが払えないことは、わかっていたことなんだから、契約更新なんてしなければよかったのよ」なんて、いらない一言、、、
家賃は、2,100SQFTの豪邸が、1,400ドル。家主のローンは、変動型。リファイナンスをするにも、エクイティがないのでしょう。
彼に、「その家を買えばいいじゃない」といいましたが、「買うほどは、気に入らないので、仕方ないから、別の家を、考える」、ということでした。
1年前に競売関係の通知が来ていたのは、家主の支払いが滞納したときに、それが、ほかの投資家に告知され【アメリカでは滞納情報は、場合によっては無料で手に入る情報です】、「私が家を買いましょう」攻撃となったのですね。
私のお客様が、今度、ストリップの南のほうに、新築【新中古】を買われるので、「そこに入居しない?」と誘ってみておいたのでした。
このご時世、借りる側も「このオーナーは、ちゃんと、ローンを支払い続けられるかな?」心配しておく必要が。円ローンで融資を組んでいれば、そうした不安はありませんからね、、、
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