アメリカ視察旅行最終日程表
「参加したかったけれど、今の季節は、、、」という「涙のお声」も聞こえてきました。1週間、お仕事を休んでの皆さんの熱意に頭が下がります。
今回、強行軍となっていますが、次回以降は、エリア別にもう少し気楽に、3泊4日の旅、といった感じで、企画し、参加しやすくできるといいと思っています。
ちなみに、今日、お客さんから、こんなお便りが来ました。紹介していただいたのは、ブルームバーグco.jpの記事です。
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こんにちは 中山様
先日はお忙しい中、お時間を作ってくださりまして誠にありがとうござます。
大変参考になりました。
さて、中山様のブログをお読みしたところ、6月8日からアメリカから行かれるそうで
楽しんできてくださいませ。
こちらも6月中旬をみやすに、足りない書類をそろえておきます。
今後ともよろしく御願いします。
Sより
今は、不動産ツアーにはちょうどよい時期なのかもしれませんね。
6月2日(ブルームバーグ):米ニューヨーク州ロングアイランドのイー
ストメドウにある小さな住宅に、「ロングアイランド差し押さえ物件ツアー」
と車体に記した白いバスが横付けされた。そこから降りてきたのは10万ドル
(約1050万円)以上を節約しようと考えている住宅購入希望者12人だ。
物件の進入路はひび割れて、「立ち入り禁止」との看板が玄関に掲げられ
ている。ツアーのブローカー、ディーン・ミラー氏は「骨組みにちょっと問題
があり、水道も問題がある公算大」だと説明する。寝室3部屋とバスルーム付
きのこの物件の販売希望価格は31万2900ドルと、2月の45万7101ドルから
下がっている。
米住宅不況の証しであるこうしたツアーは、ニューヨーク市の住宅市場で
も見られるようになった。先月行われたこのロングアイランドのツアーは、1
人75ドルで参加できた。軽食付きで、建設業者や住宅検査担当者と共に8戸の
住宅を見て回った。
米調査会社リアルティトラックによれば、ロングアイランドのあるナッソ
ー郡では4月、502戸で差し押さえ手続きが始まった。これは913戸に1戸の
割合で、1年前の2倍以上だ。
ニューヨークの不動産鑑定会社ミラー・サミュエルによれば、同郡の住宅
平均価格は今年1?3月期に2.3%下落し44万9500ドルとなった。在庫は
6.5%増の9862戸。バスツアーが訪れたイーストメドウの物件は同じような住
宅が立ち並ぶ地区にあり、マンハッタンから45分の通勤圏だ。
不動産ネットワークRE/MAXのブローカー、デーブ・ファレル氏は、次
の週のツアーのために165戸の物件リストを持っているという。差し押さえ物
件が市場に出てくれば出てくるほど、売値が下がり、売りやすくなるのだそう
だ。
同氏は「差し押さえ物件は売られるべきだ。誰もが市場で物件を買うこと
ができる。銀行は売却の必要があるし、物件を市場に放置しておくことはでき
ない」と話す。
恐らくそれは正しい。だがツアーから3週間たっても、ツアー参加者で買
値を提示したのは1人だけだ。
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記事の原典は、こちらから。
上の記事でも紹介されているように、銀行の処分物件は、アメリカの一般消費者にとっても、「ツアー」の対象になっています。しかし、売主のみならず、売主の銀行【抵当権が複数の場合も】との交渉はもちろん、「現状ママ」にどんな魔物が潜んでいるかわかりません。
たとえば、ベガスで、円ローンを使い、多少安めの抵当流れを購入しようとしても、そのプロセスのトラブルが予想されるのみならず、それをやってしまうと、もし、購入が実現しても、「修理代にはローンはつかない」わけですから、逆に、必要な資金のうち、融資に組み込める部分の比率が低くなってしまいます。
その意味では、初級投資家や、遠隔投資家、実住希望者には、こうした買い方は、必ずしも、魅力があるとはいえません。
ただ、「興味」は、皆さんおありでしょう。
私たちも、こういった物件、見に行きますので、ご安心して楽しみにしていてください。
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