円ローン融資の審査仮決定を申請するタイミングは?
円ローンの審査仮決定の申請タイミングについて、よく、お問い合わせをされます。
一部の方は、実際に投資の準備が整っていない段階で、「枠が取れるかだけ知りたいので」とおっしゃる方もいて、研究、勉強熱心なのは、大変すばらしいことなのですが、実は、ベストタイミングは、「実際に買おうと思うとき」なんです。
その理由は、いくつかありますが、融資基準が変更になる場合が多いことも、その一つ。正直、2007年からの流れで2008年の現在を評価すると、その基準は、「厳しいほうへ」変化しているのです。
2007年段階では、「貯蓄を見せなくても、仮審査決定は取れました。」
このため、例えば、「現在、自宅を売却して、賃貸に戻り、利益は投資をしたいのだけれど、それが片付く前に、円ローンの申請だけとるよ」といった例の場合、先に融資仮決定を取得することができました。
それに対し、現在は、融資仮決定を出すに当たっては、実際に残高が、申請枠の頭金以上であることが必要なので、そういう方には「それでは、売却益が確定した段階でお願いします」と申し上げざるを得ません。
ちなみに、「一度、仮決定が取れれば、それが期限切れ【6ヶ月で期限切れになる】になっても、また、自分は同じ条件が取れる」と思い込んでいる方もいますが、大変残念ながら、それも、間違っているのです。
例えば、去年は、収入の一部が、日本円であるような駐在組の方は、円ローンを組むことが可能でした。
2008年夏現在の基準は、「収入の50%以上を日本円で得ていること」が条件。
この前、そんなアメリカ在住の方から、「仮決定の有効期間が切れちゃったから、またお願いね」と、問い合わせをいただきましたが、「現在、無理になりましたので、申し訳ありませんが、また、融資基準が変わるようでしたら」と申し上げざるを得ませんでした。
その方には、6ヶ月という期限が切れる前に、私からも、銀行からも、その告知はしたのですが、「また取れるものさ」と思い込んでおいでだったのですね。
大体、イメージ、つかんでいただけましたでしょうか?
逆に、いったん、景気が追い風になったとしたら、事前に融資決定を取得するよりは、時期が後になったほうが、条件が、緩和される可能性だって、ないとも限りません。2007年の前半までは、融資基準は、結構、今から考えれば、相当、寛容だったのです。
ということで、
■物件を実際にゲットされてからでは、クロージングに差し障るので、その前にお願いします
■枠が取れるかどうか、だけの問い合わせのような形でしたら、物件取得時に同じ条件とは 限りませんので、申請をするまでもありません。私に、内々に、いまの基準を聞くくらいで十分です。
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