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アメリカ不動産投資は、ストーキングと根性だ!【爆笑編】

不穏なタイトルですが、これが、私です【爆笑】。ちょっと説明をしましょう。

アメリカ人は、面倒くさがり。自分の非は認めず、その場だけで行動し、しかも、5時、週末、休暇になれば、あなたのことは忘れます。たとえば、金曜日の午後に何か頼めば、月曜日にまた頼みなおさないと、用が足りません。【そうでないアメリカ人の方、申し訳ありません。これは、一般化です。】

これにはいろいろな理由があるでしょう。こちらが日本にいると知るだけで、向こうにとっては、疎遠な感じ。Low priority【優先順位が低い】に陥る場合があります。そもそも、小口、あるいは、1軒くらいしか、投資しかしていなければ、向こうにとっては、どうせ、low priority。

この状況を、克服し、「向こうが、こちらを上客と思い、必死に連絡をしてくれる」状況を作るためには、毎月のように、何軒も物件が買えないと無理です。

現在の私は、お客さんがいるので、そういう環境ですが、普通の個人投資家様は、当然、そんなことは、起こりませんね。ここまで来るまでの私は、「ゴミ」どころか、「塵」でした。

そこで、それに準じて、行わなければいけないのが、「努力」。

私のコーチングの生徒さんでも、「アメリカの不動産屋さんに、掲載物件のことで、電話をしてみるけれど、あまり相手にしてくれません」なんて私によく言ってきます。

一度連絡したら、メッセージを残し、返答を待つ。それが、常識かもしれませんが、皆さんは、

■頼まれてもいないのに
■外国からわざわざ投資をして
■ビザや納税者番号もないくせに
■普通のアメリカ人よりも、難しいことを頼んで
■しかも、それに対する相手の報酬はたいしたことがない額の話である/見込み客レベルの冷やかしの問い合わせをしているだけ

なのではありませんか?

私自身が、現地のパートナーや問合せ先に本当に連絡を取りたい場合は、普通の常識だったら、あるいは、恋人相手だったら、ストーカーかと思うくらい、しつこく連絡します。

電子メール、留守電、ファックス。

どうしてもすぐ話したければ、毎30分ごとに携帯に電話します。ちゃんと携帯に出る習慣のある人なら、数時間に渡り、1日か2日、それをやっていれば、必ず、10回目くらいまでには、どこかでつかまりますよ。

「空恐ろしい女だ」と思われたかもしれませんが、日本人のお客さんに対しては絶対こんなことはしませんのでご安心を。

アメリカ人は、天然なので、つかまれば、「あんた、しつこいわね」とは言いません。「あら、Michiko、元気?何の用かしら/or/例の、Michikoがメールしてきていた、あの件だけどね」と明るく言ってくれます。

もちろんあまり程度がひどい人、無能な人の場合は、別の人のサービスを受ける算段をするべきですが、「この人に当面手伝ってもらわなければ」ということも、しょっちゅうあります。

管理会社の場合なんかは、正直、テナントトラブル、内見手配、修理業者との打ち合わせと、「本当に目が回るくらい、業務時間中というのは、忙しい」ので、誠実で優秀な人でも、PCの前に改めて座って、メールの返事やバックをするのに時間がかかったり、それが、不得意だったりすることが十分ありうるのです。

結論が出るまで、中間報告を省くのも、アメリカ人スタイルなら、結論がネガティブなら、そもそも、返事、報告自体を放棄するのも、超がつく合理的なアメリカ人気質のなせる業。本当に疲れますが、仕方がありません。

ということで、私自身は、用事を頼んだら、最低、2回くらい、「あれやってくれた?」とフォローの電話をします。メールでは、足りません。(メールもします)

そのとき、相手の立場も、思いやる必要があります。

事情も省みず、「頼んだこと、バックが遅いけど、忘れてるんじゃないでしょうね!」などとけんか腰になってもしかたがありません。無能な人は、こちらからも切っていくしかありませんが、相手が、用は足りる人だけれど、単に、自分の相談や問い合わせの優先順位が低いだけなのだという場合は、感じよく、しかし、しつこく、自分のニーズをアピール、催促し続けるしかありません。

私は、アメリカ投資を始めてから、めちゃくちゃくどくなりました。

ひとつの用事に関連することを、場合によったら、5回くらい、同じ相手に確認に話しています。若い方には、年齢が進んだからかと思われるかもしれませんが、この5年間に渡り、ゴミ投資家の私のことを、継続的にロープライオリティーと位置づけてきたアメリカ社会全般に鍛えられた面があるのも間違いありません。

お客様には、そうした手間を最小限にしていただくよう、私が、facilitatorになっていますが、正直、おいおい、ご自分で、管理会社や保険のエージェント、銀行の人と、直接、話をしていかなければいけない場合がどんどん増えていき、私も、権限がないのに、中継はできにくい状況も、生じてくるのです。

たとえば、この前、保険会社をセッティングして差し上げたお客様に関連し、保険会社のほうが不手際だったので、3度くらい、私が直接夜中にカスタマーサービスにも電話しましたが、最後には、面倒くさい相手だと思われたらしく「お前は、名義人でないので話はしない」と言われてしまいました。

本当にとても重要なことなら、お客様に、正式に、代理権限【power of attorney。お客様に代わって、その問題についてのすべての決断をする権限】を任命してもらえばよいのですが、すべてそういうわけには、正直、私も行きませんし、逆に、本当に大金がかかっていたりすれば、ちゃんとした弁護士などでなければ、私がそんなことを買って出るのも不適切でしょう。

このように、最初の窓口期間が経過すると、私がお手伝いできることには、限界が出てきます。大体、最初の1年くらいの間には、必要とされることを大体、掌握できるようになっていることが、望ましいのです。【2年目以降も、税金の支払い確認方法や保険の確認、銀行とのやり取り程度で、普通はそれ以上は、広がりません。事故の場合の保険会社への請求や、弁護士を巻き込んでの相続対策などは、必要があれば、私がお手伝いできる部分は、またご相談いただくような形になると思います】

そのために、いい加減でない、有能な人材をあらゆるエリアでご紹介するため、私もいつも、新規提携先サーチには【たとえは、保険のエージェントや弁護士】、努力しています。

しかし、他方、申し訳ありませんが、こんなお断りも、正直、必要なのかもしれません。この記事を読んでいるあなたが、自他共に任ずる、几帳面人間、潔癖症だとしたら、、、ずばり、申し上げます。


海外投資はやめなさい。
ハワイの別荘も、やめたほうが良いですよ、


と、、、


この記事、細かい商売をやっている方は、特段海外に慣れていなくても、あるいは、対米以外の商売をやられている方なんかは、「世の中、外国って、そんなもんだよな」と、得心される場合も多いのではないでしょうか。

中山からのお願いです。
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