アメリカ人は、こんなふうに謝る!
別の記事でも一度書いたことがありますが、アメリカ人は、間違い、勘違いが多い上、謝るのが嫌いです。これは、カルチャーのようなもので、逆に、アメリカ人が日本に来たら、電話口でぺこぺこしている日本人を卑屈だ位思うのかもしれません。
ここら辺については、文化の違いと割り切るしか、ありません。
そう、アメリカ人は、民間人であっても、「体面命のお役所人種」なのだと思ってください。
日本でも、腰が低い民間の業務担当者と違い、お役所の人は、謝ること、間違いを認めることは、記者会見くらいでしか、やらないですよね?対応する人は、「自分のやったことではありません」といった堂々とした態度で接してきますよね??
あれです。あれ。
しかし、アメリカ人も、悪いと思ってはいるようです。
アメリカ人の謝罪例をここにあげてみますので、微妙なニュアンスを読み取ってみてください。
****アメリカ人が悪いと思っている例***************
こちら:間違いを指摘する。
あちら:Yeah...
【ばつの悪そうな、歯切れの悪いイントネーションが後ろめたい気持ちを表現】
****アメリカ人が、間違いが自分にあったことを認める例*******
こちら:間違いを指摘する。
あちら: Relax! It'll be alright!
【大丈夫ですよ。うまくいきますって!=話題をポジティブにすり変えている戦法】
****間違いが自分にあったことを認めないが、訂正をしてくれる例****
こちら:間違いを指摘する。
あちら:I am showing that the computer had an error that is now being updated.
【コンピュータのミスがありましたが、今、訂正しますね=自分が入力ミスをしたことをパソコンの間違いにする戦法】
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他にも、
Oh, OK!【ああ、なるほどねV】
Now I see it!【今おっしゃっていることが、わかりましたよ!】
Why don't I do this...【じゃあこうしてあげましょうか】
How can I make you happy?【ご機嫌を直すにはどうすればいいんですか?】
など、楽しいパターンがいくつもあります。
こうしたいずれかの反応の存在が、間違いが認知されているサイン。
「申し訳ありませんでした。私の/当社のミスでした。早急にこれこれこのように対応し、以後、同じ間違いが起こらないように、こう改善いたします」といった、わかりやすい謝罪発言を、期待するのは、エネルギー、時間の無駄ですので、こちらも、こうした発言による「間違いが存在したことの確認」ができたら、必ずや、それに対する何らかの対処があるという意味ですので、move on【問題を乗り越えて先に進むこと】して、どんな対策があるかのほうに、意識を集中しましょう。
「謝罪の一言はないのか!」といった、一セントにもならない、感情的な義憤を抑えることが出来さえすれば、状況によっては、ここが、consessions【譲歩】やcompensation【代償】などを勝ち取ることが出来るかもしれない、絶好の場面。
ここまで読んで、がっくり来た方。よいニュースもあります!
逆に言うと、こちらも、いくら間違えても、アメリカ人は、謝罪は、期待していません!【爆笑】
結論
アメリカ人との会話で必要ないボキャブラリー
I am sorry.
I was wrong.
いずれも、There is a mistakeといった客観的な指摘をする形に即改めましょうV
ただし、We apologize for the inconvenience caused.【お客様に置かれましては、ご不便があり、申し訳ありません】は、音声や自動/一般返信メールでは、よく、聞かせてくれます。これは、固定表現なので、本当に、謝らされている気がしないのでしょう、、、
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