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見て買うか、見ないで買うか、それが問題だ

遠距離投資の場合の最大のネックは、旅行しないと投資先が見ることができないこと。

ところで、あまりに当たり前といえば、当たり前ですが、

不動産投資のスタイルには、見て買う方法と見ないで買う方法があります。どちらがよいということは必ずしもないと思いますが、自分はどちら派か?を意識してみると、おのずと投資スタイルがそれに応じて変わってくることに気がつくでしょう。


☆見て投資するスタイル☆

真剣にやっている人に割合多いスタイル。こういう人は、毎月何十件も物件を見ていて、大体、「見れば所有したときの状況のイメージがつかめる」までになっています。地元物件を自分が管理する場合や、自分自身で相当修理などができる方にとっては「当たり前」の手法です。

☆見ないで投資するスタイル☆

投資家でも、こういう人もいます。管理会社に管理を任せ、自分はノータッチ。その代わり、地域にかかわらず、投資環境がよい投資先を貪欲に開発できます。

私自身は、最初、見ていましたが、買い方が大体分かった現在は、物件を見に行くことはやめました。アメリカのすばらしいところは、消費者=買い手保護が徹底していて、こうしたものぐさオーナーをサポートする諸制度が完備していることです。

自分が物件を見ないでも、インスペクションを行い、管理会社に現地物件を見てもらえば、用が済むのです。名義書換等は、当然、エスクロー会社や弁護士がやってくれ、名義保険を購入すれば、怖いものはありません。


そんな、「見ない派」。その利点を、挙げてみましょう。


1)旅費がかからない

旅行してレンタカー、ホテル、携帯電話と持ち歩いたら、1週間で軽く30万や50万かかります。もちろん経費ですが、かからないに越したことはありません。また、近場でなくても、最高の投資先を広く、研究できます。


2)時間がかからない

私は、手早く儲けて楽をするために不動産投資をやっています。もっと長い時間をかけないと、稼ぎが多くならないような手法には、興味がありません。買おうと思う物件をいちいち見て歩いていたら、自分の時間というコストがどんどんかかってしまいます。


3)感情に流されない

現地に行くと、レアルターなど、付き合ってくれる人に親切にしてもらったりして、何軒も見ているうちに、

この人から買ってあげたいとか、
そろそろ決めないと、とか、
果ては、素敵な家だからほしいからとか、
明日帰らないといけないから成果を出したいとか、

いろいろな雑念が生じることもあります。逆に、ペンキ塗りや清掃が必要なだけのごみだらけの割安の家を見て、「いやだ」と思ってチャンスを逃す場合もあるかもしれません。行かないで検討するときは、こうした雑念が入りません。検討するのは、事実と数字だけです。

注意すべきことは、このようなオプションがあるのは、多分、アメリカならではということ。世界のほかの大多数の国で、こういう投資ができるかは、ちょっと疑問です。見ないでも買う投資法は、なにより、アメリカの、買い手保護のオープンな諸制度のおかげだと思います。

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