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英語にも、男性話法、女性話法がある

一般に、日本語は、謙譲語やら、女性話法やらがあって、英語は、そういうものは、それほどないことになっていますが、実は、英語にも、程度は違いますが、男性しか使わない言い回し、女性でなければ使わない言い回しがたくさんあり、男性らしさ、女性らしさというものの固定観念は、外部からは、わかりにくいですが、実は、はっきり存在しています。

例えば、love、cute、といった言葉は、男性は、ほとんど使いません。

何かに招待されて、

I'd love to!
「行きます!」

と答えるのは、大体、感情表現が豊かな女性。

I love Hawaii.
私はハワイが大好きです

といった、loveも、男性は、通常、

We like Hawaii.
(妻が/家族が)ハワイが好きでね。

We go to Hawaii a lot.
ハワイはよく行くんですよ。

といった抑制された口調となることが多いです。


赤ちゃんを見たら、男性は、女性が、

So cute!
かっわいい^^

というを待って、

Yeah.

と静かに同調します【爆】。


他方、下品な言い回しを含めた、より口語的な表現を多用するのは、男性話法。

I have to go to the bathroom.
トイレ行かないと

は、男女共通ですが、フランクな男性なら、

Gotta hit the loo.
おしっこ行ってくるわ

といった言い方になっていくかもしれません。上品な女性なら、

I am going to get freshened up.
ちょっと身だしなみを整えに行ってくるわ。

となります。他には、

I just need to excuse myself for a minute.
ちょっと失礼してきていいかしら。

もちろん、日本同様、男言葉を使うティーンエージャーとか、「基本を前提にした壊しパターン」はいろいろあります。さらに、プロフェッショナルな話法を意識するにつけ、gender neutral【両性共有】になっていくのは、日本も同様ですね。

上の、freshened upも、ツアーやセミナーの世話役など、多くの人に呼びかける状況がある場合は、男性であっても、「皆さん、freshen upされたい場合は、トイレは、廊下の右突き当りです」といった言い方をしたりするでしょう。ちなみに、それほど上品ともいえませんが、こうしたセミナーなどの合間のトイレ休憩のことは、potty break《pottyは、砕けた言葉でトイレ》といいます。

英語を外国語として学ぶ外人は、自分自身が砕けた言い方をできるようになるよりは、丁寧な言い方ができれば十分だと思いますが、アメリカ人は、英語が第二外国語である帰化組を含めて、多種多様なので、いろいろなタイプの人がいろいろな物言いをするので、それに、いちいち、ついていかないといけないのが、難しいところですね。


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