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クレームかけるって… ど根性編

この前、在米のベテランビジネスコンサルタント、有元美津世さんから、直接お便りをいただきました。テキサスでセミリタイアしているということですが、これだけの方ですから、それでも、きっと普通の人の3倍くらいの仕事はされているのかなと拝察します。

実は、有元さんも、不動産投資家で、日本在住の私を、「がんばっているようだね」と、面白く、目に留めてくださったというのです。光栄!

有元さんは、対米ビジネスやビジネス英語について、ジャパンタイムズなどにも、執筆をされてきた方。拝見すると、多数の対米ビジネス書、英語教本を執筆されています。

生徒さんや、お客様から、いろいろ相談があり、「対米投資って、大変な心理的ストレスをお持ちになるタイプの方もいるんだなあ」ということを、思い当たっている時期だったので、何冊か、御本を買わせて頂き、勉強させていただくこととしました。

有元さんの本にも書いてありましたが、アメリカ人というのは、実は、労働時間が相当長く、日本と同ランク。

それに対し、労働生産性は、アメリカ人のほうが圧倒的に高く、ILOの2007年発表の調査の結果などを見ると、アメリカという国の底力は、本当に侮れないものだと感心します。

ILOの報告書は、こちらから。

毎回書いていますが、アメリカって、システムは世界一、実際のところは、テン、テン、テン、、、のお国柄。また逆に、結果を出さないと、とことん馬鹿にされ続けるアメリカという国で、特段、これといった特技もない人が、ずっと、働いていくのって、実は、とっても大変なことなんだよなあと、「フツー(以下)のアメリカ人労働者」の立場には、同情することも、正直、多いです。

それはまあ、よいとして、有元さんの御本、『クレームvs.クレーム対応の英語』は、こうしたお国柄に対し、「こう対処していく心構えが必要なんだよ」という、実践マニュアル。


この本の中で、有元さんは、スモールビジネスオーナーであるというスタンスを出発点に、問題に対面するたびに、アメリカのあらゆる企業に物申し、「9割以上の成果」を出してきているということです。

また、本当にカスタマー対応が気に入らなければ、その後、絶対、その店は利用しないという徹底振り。

うーん、信念の人、有元さん、、、

私自身も、こんなにシステマチックにではないですが、どうしても、クレームをしなければいけないときは、やはり、しつこいです。

別の場所でも書きましたが、対アメリカインターフェースは、ど根性と練り腰が基本。

本当にわれながら、いやなやつだなと思いながら、社長の自宅住所を調べて、担当者に対するクレームレターを、送ったことも、ありましたっけ、、、【もちろん、いきなりはかわいそうです。まず、本人、次に、直接の上司、それらのクレームが埒が明かなかったら、その段階で、考えましょう、、、私のケースは、社長に、会社に留守電やファックスを残したのに、なしのつぶてだったため、注目されるため、やったことで、即座に、反応がありました】

さまざまな方の投資の相談に乗る中で、「アメリカ流になかなか慣れる事ができず、対米不動産投資がストレスになる方」と、そうした問題が、別段、特にストレスにならないタイプの方が2種類いることを痛感します。不思議なことに、英語の出来不出来とも、必ずしも、関係ありません。

「自分は、どっちなんだろうか?」

と思われた方は、私のブログを読んでうんざりしてくるか【爆笑】、という「リトマステスト」のほか、こういった本などで、「アメリカ人との付き合い方」で、長年、苦労し、ノウハウを重ねている方の実際を垣間見てみるのも、一手かも、しれません。

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