デトロイトにも、リッツカールトンがある! 出張旅行行ってきます
2008年12月4日から、10日まで、デトロイト、シェラキューズへ出張してきます。
トヨタほか日本車がアメリカで相当な力を持つようになって、久しいので、今に始まったことでなくても、デトロイト=斜陽、というイメージが日本では、強いです。
別段、否定しません【爆笑】。
しかし、今度、デトロイトのリッツカールトンに御呼ばれなんです、というと、皆さん、一様に驚かれます。
え?
デトロイトにリッツカールトンがあるんですか?
と、、、
デトロイトというのは、人口的には世田谷区サイズ(90万人くらい)、面積的には、名古屋市より少し大きいくらい(360キロ平方)らしいです。
日本の人口動態に詳しい方は、これで、イメージ沸きますでしょうか?
人口密度的には、日本の大都市より、ずっと、低いのですよね。
世田谷区の最近の人口密度は、1万4,483人/平方キロメートル
名古屋市は、6,873人/平方キロメートル
らしいです。
アメリカは、普通、そんなに密集していないらしく、日本人がイメージが沸く都市をピックアップしてみると、
ニューヨーク市 2万7,281人/平方マイルと、アメリカ内では異常数値、
ロサンゼルス市は、8,174人/平方マイルで、依然、高め、
ハワイ州は、全体で見ると、4,382人/平方マイルで、アメリカ的には普通ランク、
そして、わがデトロイト市は、6,608人/平方マイルで、なんと、やはり、アメリカでは、highランクらしいです。
一平方キロメートルは、大体、0.386平方マイルらしいので、換算すると、
ニューヨーク市=>1万530人/平方キロメートル
ロサンゼルス市=>3,155人/平方キロメートル
ハワイ州=>1,691人/平方キロメートル
デトロイト市=>2,251人/平方キロメートル
といった感じでしょうか。
ゲッ!
別にここで、そこまで引かなくても、そもそも、国対抗レベルで見ていくと、
日本=>339人/平方キロメートル
アメリカ=31人/平方キロメートル
なんでした、、、
デトロイトも、日本国内平均密度から考えると、すごい大都市ってことですねV
なんだか、話題がそれましたが、デトロイト自身は、??ですが、実は、周辺都市は、リッチアンドラグジュリアス。
昔の栄光の残影は、デトロイト市が存在する、Wayne County【ウエイン郡】ではなく、デトロイトメトロエリアに一括されるながらも、行政区的には、別個、周りの郡に集中しており、たとえば、隣接郊外部であるOakland County【オークランド郡】などは、全米トップランクのリッチな郡であるという統計が出ています。
オークランド郡自体は、人口100万人。一応、外部データ引用を強調する郡の資料をそのまま引っ張ると、「全米ランキング4位」の世帯年収中位値(median household income)。
手前味噌な気もする資料ですが、、、【他の資料を見ると、8万ドルはなさそうな、、、。たとえば、こちら。私は細かい統計は苦手なので、こういう齟齬について、詳しい方がおいででしたら、ご教示ください。】
ただし、6万ドルとしても、ニューヨークのウエストチェスター郡と同ランクですから!
注:ウエストチェスターは、ミュージシャンの坂本龍一氏や矢野顕子氏ら、著名日本人も好きなスカーズデール市などがある超高級エリアです。
今回のGMなどのビッグスリードタバタ劇で、一番、hurtする【影響を受ける】のは、すでにプアーで、自動車メーカーなんかに直接定職を得るような立場にはなかったデトロイト・プロパーではなく、これらのリッチ郊外です。
日本の補習校があるのも、オークランド郡のブルームフィールドヒルズや、バーミンガムなんですよね。自動車産業関係の皆さま、現地駐在、ご苦労様でございます(って現地の誰もこのブログ見てくれてないようですが><)。現在、デトロイトメトロ首都圏には、8,000人以上の日本人がおいでのようです。【NY大都市圏は、6万人、ロサンゼルスで、5万人を切るくらい、ホノルルプロパーが、1万4,000人くらい。】
ちなみに、日本の総領事館があるのは、GMの本部ルネッサンスセンター。わかりやすっ!
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それでは、この数字を、日本の世帯収入の中位値と比べてみると、、、といいたいのですが、実は、そもそも、日本では、medianの調査はしておらず、averageの調査しかしないようなのです。
Average=平均。
Median=中位値。
平均は、たとえば、1から3までの数字があると、すべて足して、3で割るので、平均値は、2。
それに対して、中位値は、中間の数字なので、中位値の上の数字が全数字比50%、下が50%であることです。この例では、やはり、2になります。
日本の平均世帯収入は、まだ、500万円台後半(こちらから)【東京は、1,000万らしい】と、高額かもしれませんが、そもそも、平均年収の推移だけでは、所得格差拡大の動きがあるとすると、それは、この統計からは、読み取れません。むしろ、拡大に伴い、「平均」と「中位値」の差は、広がっていくはず。
ここら辺のこと、私たちは、もっと学ぶ機会があってもいいような気がします。
今、統計のことはわからないといいながら、あてずっぽうな意見を言ってスミマセン。
どんどん脱線していますが、いずれにせよ、リッツカールトンが所在する都市は、きちんと、デトロイト市内と同じWayne County内のディアボーン市。デトロイト市のmedian household incomeが、3万ドルを切っている状況であるのに対し、4万ドルを越しているイメージです。
リッツカールトンって、結構北米中心に、チェーン展開しているんですね、、、こちらから。アリゾナ州に3つもあるって、日本人的には、「へえ」ですよね。リッチリタイヤ組が多いから、、、
まったく本題に行き着きません。何でリッツカールトンに御呼ばれに?
管理会社さんが、熱心に活動している管理会社の業界団体のミシガン支部の、ディナーを、やるんです!
テーブル一席分を予約したので、よかったら、、、
ということだったので、「これは、現地の優秀な管理会社さんが一堂に会するのであれば、ぜひ、情報収集や顔合わせに、いかなければ」という判断に相成りました。
タイミング的には、property tax を appealをするかどうかを、相談する時期です。
長くなりましたので、これが、どういうことかは、また、別のコラムで取り上げます。
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