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好きこそ、物の上手なれ 不動産編

投資というのは、本来、数字に基づいて行うものだというふうに、まったく素人の方は、思うかもしれません。当然、数字に合わないことはしないべきなのですが、しかし、最終的には、投資というのは、「これが自分の趣味です。これが好きでやっているのです」といいきれないと、続かないのではないかと思います。

私のブログも、投資についてのブログですから、「趣味に走った話」はしていないつもりですが、ある意味で言うと、辟易するくらい、ディテールが多いと思われるかもしれません。不動産というのは、細かく、泥臭いのです。これが、面倒だと思うかどうかは、まず、1つの関門。

さらに、不動産初級者の方で、「本当に目先の数字しか見ていない」方がいらっしゃいます。知識がない場合にアリガチなパターンで、私自身も、同罪でした。


利回りが、少しでも高いものは、ないか、、、
コストを、1銭でも、安くできないか、、、


しかし、実は、投資家として、バランスよく成長をしていき、最終的には、成功を収めていくためには、逆説的ながら、もう1つ、結局、カネになっているかどうかとは別に、何らかの形で、不動産に使っている時間を、楽しいと思っているかどかということも、ぜひ、自らに、問い直してみていただきたいと思います。

理由はいくつかあって、

■やはり、好きでないと、続かない
■好きだと、苦しくても、乗り越えられる

といったものもありますが、その他にも、

■好きでないと、結局、「目」を養うところまでいかない

ものでもある、といってみたいと思います。

私の知っている経験豊富な不動産投資家様というのは、「一つ一つの細かい投資物件に対する過大な思い入れがない」という、いい意味での距離感と、「不動産投資にかかわるいろいろなことがとにかく好き」という、やはり、よい意味での主観性の絶妙な境地に達しています。

去年の視察旅行に同行してくださったSさんのコメントは、今でも忘れられません。「1週間、好きな不動産のことだけを考えられたのは、生まれて初めてです。とても楽しかった。ありがとう。」。不動産投資成功者、Savy【敏腕】な投資家のSさんは、不動産が「とにかく、無条件に、好き」なのです。

Aさんの奥さんにご挨拶したときのことも、印象深いです。「主人が真夜中まで、毎晩、パソコンに向かっています。これだけ、対米投資研究に打ち込んでいるのだから、応援しなくてはと思って、、、」営業の激職につかれているAさんは、ご挨拶するときは、いつも、ブラックベリー片手に、PCと資料が詰まったキャリーケースで移動されています。そんなAさんの貴重なプライベートアンド家族とのお時間を使っていただいているのが、申し訳なくて、私も、頭を下げましたが、Aさんだって、別段私に頼まれて、投資をされているわけではありません。

いつも出張先からメールを下さるTさんは、週の間は、大概、地方。どうやら、週末は、あらゆる種類の不動産関係のセミナー出席かご自身の国内物件の修理手配等で、全面的に、埋まっているのです。

自分が、その境地に到達するか。


やってみないと、わからないものなのかもしれません。強制されては、できませんね。また、最初からは、難しい。


また、同じ「好き」でも、単に素敵な物件やキッチンを見ることが好きな場合なんかは、「好き」の向かっている方向が違って、投資家には、不適切。

「自分が住みたいと思うような家でないと買わない」というアプローチは、投資においては、「ごく限られた、1つのアプローチ」に過ぎず、まったく、絶対とはいえません。

ただし、この「主観性」を、いい意味での「物件に対する距離感」を前提に、発揮すると、「賃借人や転売先の実需の方に喜んでいただける物件演出」に励める「人気物件オーナー」になれるかもしれないわけです。

このバランスは、ある意味では、露出と数をこなすことでしか、出てきません。年数でいえば、普通は、ここまで到達するには、最低、3年くらいは、不動産に集中する時期があるはず。軒数でいえば、数軒以上、持ったり管理したり、場合によったら売ったり。イマドキの異性関係と一緒で、「まったく経験がないと、サジかげんがわからず、いざというとき、うまくいかないもの」なのですね(笑)。

当然、「お財布がそんなにないよ」ということが多いと思います。だから、ネットリサーチ、他のオーナー様との意見交換、読書、セミナー出席、ひいては視察旅行など、自分に都合のよい方法で、お財布と相談しながら、どんどん、露出をしていくことが、有効なわけです。本業が忙しい皆さんが、夜中、また、休日にわざわざそれができるとしたら、やっぱり、それも、結局は、「好きだから」に他なりません。

投資家生活も、ようよう、中レベルに達した私が、今思うことは、「投資は、リターンではなく、自分が、自分流の投資家生活から得られる経験やライフスタイルを、本当の意味で、エンジョイできているかどうか」のほうを、自分にとっての成功のメルクマール(指標)とするべきではないか、ということ。

自分の人生を豊かにするのに、他人は関係ありません。また、「お金のことだけ、自分のことだけを考えて」では、実は、案外、投資の神様に、嫌われてしまったりするものなのです。私が見てきた範囲でも、過多な『アドレナリン分泌活動』は、ホールド型の不動産投資家には、別段、プラスとは、言い切れません。

自分が、エンジョイできる豊かな生活を、送ること、投資は、あくまでその一端であること、そして、周りの人たちとの調和を大切に、、、私たち、庶民一人一人にとっては、これこそが、真のリッチな投資家生活であると私は思います。

それ以外は、cream on top of the cake【ケーキの上のデコレーション部分。メインではなく、余禄ということ】。あまり、がっつかず、肩の力を抜いて、いきましょう。

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