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アメリカの納税者番号や銀行口座はあります。ローンは取れるでしょうか?

この方は、しばらく前にアメリカに居住し、2、3回は納税申告をされたということ。当時の口座もまだ持っておいでです。ローンを取るのに有利になるでしょうか?

結果から言うと、SSN(納税者番号)に残っているクレジットヒストリー、クレジットスコアを早急に調べる必要があります。

申告については、日本でもそうだろうと思いますが、関係するのは直近2年間。昔のものでは、役に立ちません。

クレジットスコアは、650以上ないと、難しいでしょう。ただ、それは、日本の普通の海外転勤組みの方であれば、もっとずっと高く、700台、場合によっては最高ランクの800以上もお持ちかもしれません。

ひとつ問題なのは、この方がクレジットスコアをチェックしたことがないこと。アメリカというのは先進国でありながら、何でもオウンリスクの国で、事務手続きなどはずさんです。

自分のクレジットヒストリーをチェックしたら、間違った未払い情報などがポスティングされていてスコアが悪かった、なんていうことがありえます。まさか、identity theft(社会保障番号窃盗)の対象になっている可能性は低いかもしれませんが、、、

アメリカに滞在している日本人で、いつのまにか、自分のSSNを使って誰かがローンを組んでいた、なんていう人の話を聞いたこともあります。

まずは、クレジットスコア、ヒストリーを詳細にチェックしましょう。700UPくらいで自分の情報が正確に出ていれば、何も与信がない方に比べ、少し有利になります。

但し、しばらくの間、クレジットを証明する利用歴(クレジットカードの使用や車のローン返済歴)がなかったとすると、結局は与信のない日本人とまったく同じように、日本の証明書類を提出する必要があります。

ちなみに、クレジットスコアをどこでチェックするかというと、

 エクスペリアン社  
 イクイファックス社
 トランスユニオン社

どの会社でもいいですから、three in one report というのをまず購入しましょう。3社のクレジットスコアとヒストリーが30ドル位から単発で購入でき、すぐにオンラインで閲覧できます。(アメリカのbilling addressのクレジットカードがない場合、ネットではなく、電話で取り寄せする必要があるかもしれません)

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