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アメリカでは、不動産は安定資産だ

この記事は、2006年にかかれましたが、2014年に、加筆しました。

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統計を取ると、日本では、1995年段階の不動産の価値は、ようやく、ここ2年くらいまでに回復したことがわかります。

長期の統計表を、こちらから、ご覧ください
市街地価格指数

つまり、「1995年に不動産を買ってたら、20年持ってて同じ値段」ってこと?

よしんば、そうだとしても、「それじゃあ、資産性、ないじゃん?」


いいえ、実はそんな条件すら、日本の不動産というのは、クリアできないのです。

というのは、日本では、築20年物件はそれなりに値下がりしますから。結局は、ちゃんと使用できる物件であっても、数十年で最終的には、土地の時価まで落ち込みます。

なので、1995年に、地価2,000万、上物1,500万で購入した不動産が、20年後、上物は、ほぼ価値はなくなっており、地価だけが、2,000万である、という状況ですね。


実は、アメリカで同じ20年という期間で見てみると、どんなに低空飛行の都市でも、平均して大体、値段は倍になっています。一番値段が上がらなかった、ニューヨーク州ローチェスター市でも、そこそこ行っていますよね。私たちの知っている、ハワイやロス、サンフランシスコなどは、驚くべき値上がりを経験したわけですね。

アメリカ20年間


アメリカの物件、上物=建物というのは、築年数が古いからといって、必ずしも値下がりするわけではありません。もちろん、値下がりする場合もありますが、それは、「その都市が不況で需要がない」といった外的要因があるからで、日本のそれとは事情が異なります。実際、ハワイやロサンジェルスの、メンテナンスの良い20年-30年物なんて、新築と同じ値段で売れるので、めちゃくちゃ値上がりしてました。


こう考えると、「長期で持つ」場合、戦略は、まったく異なることになります。

平均的な物件を買い、なんとか30年ローンを返し、そろそろリタイアしたい、、、そのとき日本では、建物部分は、多分、相当ランクの低い物件になっていることのほうが多い、これは、事実です。

一戸建てなら、今、流行の、外人を短期間に多数押し込む、ゲストハウス形式とかで廻しますか?

中古のワンルームは、どうしますか? 売りたいといっても、銀行は長期ローンを組んでくれなくなりますから、割安にしたり、現金で買ってくれるお客さんを探すしかありません、、、


それに対しアメリカならば、築30年物件でも、100年物件でも、銀行は30年ローンをつけてくれますので、「20年で、数倍になった物件を売って楽隠居」なんて、現実に、この10年間のカルフォルニアのリタイア世代が採った戦略そのものです。


不動産投資は、短期も大切ですが、長期も大切です。長期にわたって、資産形成をしていきたい、そんな希望があるとしたら、戦略の異なる市場を攻略することにも、意味があるかもしれませんね。


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