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不況なんて、ぶっ飛ばせ?不動産も、チャリティーで販促ダアアッ!

日々の生活でフラストレーションな、対アメリカ人工作(←工作?)。

メールをしても、返事はない、電話をすれば、留守電で、誰かと話しても、毎回、言うことが違う、、、

まじめな日本人には、それだけで、ストレスになるのが、アメリカ人とのインターフェースですが、それにしても、なぜか、アメリカ人の考えるさまざまなシステムのすごさは、常に、アメリカ社会を、日本にとっての魅力的なフロントランナーに位置づけ続けます。

最近、仲のいいネットマーケッティングのあるコンサルタントさんに、いろいろな新しい技を教えてもらっていますが、そのひとつが、twitter。

「大体利用しているのは英語しゃべりの人だけだから、別に、関係ないよ」

と思いながらも、一応、アカウントを作ってみましたが(usareiですのでフォローよろしく!)、なんだか、新しい情報収集の手段にもなるんですね。私に遅れて、現代のカリスマリーダー勝間和代様もツイッターをはじめたということですし、、、(←意味のない上から目線)。

いずれにせよ、同時に、非営利のほうで、fistulajapanというアカウントも作って、非営利関係の方々とネットワークしていますが(こっちもよろしく!)、この前、感心したのは、私のストライクゾーンである、「不動産」と「チャリティー」という二つのアングル。

なんと、「不動産を、チャリティーオークションで売り買いいたしましょう」という空恐ろしい企画です。家をあくまで、物、資産、投資としか考えないアメリカ人ならではのダイナミックな発想ですね。

不動産の売買価格から、寄付を募る、という、それだけなら、昔から、いろいろあるんでしょうが、私が感心したのが、ゲーム感覚で、ラッフルになっているある種の企画。

ラッフルというと、同窓会のパーティーや女性親睦団体に所属している方はご存知だと思いますが、いわば、くじのチケットを買う形式。

システムはこうです。


+++++Raffleとは?

たとえば、会費制のパーティーに行って見ると、会場で、10万のラッフル賞品が出されたとする。これは、通常は、企業スポンサー。

それに対し、「この商品を、チャリティー目的で売りたいので、ラッフルチケットを、1枚、2,000円で買ってください」、と、会場でアナウンスし、現金を集めて回ります。

会場で、30人の皆さんが、2,000円のチケットを買ったとすると(通常、チャリティーだからということで、お付き合い、、、汗)、6万が集まったことになります。

そして、チケットを買った30人の中から、10万の賞品があたる人がアナウンスされると、該当者は、大喜び、スポンサーとなった企業の名前が、謝辞と共に連呼され、会場は、拍手に包まれる、、、

++++++++


きっとイギリス式の伝統のひとつだと思うのですが、いずれにせよ、現代アメリカ不動産業界のラッフルは、規模がでかい。

ニューヨークタイムズ紙に取り上げられたあるカップルは、転居のため、まず、家を買ってから、居住している家を売ろうとしたところ、景気が悪くなり、ダブルローン滞納状態に、、、すわ、foreclosure《強制執行》かと思われたところ、、、

悩みに悩んだこの夫婦は、不動産業者に販売を依頼し、地元のチャリティー団体と組んで、家の購入ラッフルチャリティーを発案、一人100ドルでこのチケットを売ったところ、なんと、6,500人の人がこの家にビッドをかけたといいます。

65万ドルもの資金が集まった夫婦、家の代金である37万5,000ドルをはじめ、各種手数料などを無事支払った上に、地元団体には、20万ドルを超える寄付をすることができて、一転、笑いが止まらない状態に、、、

いやあ、驚きました。ラッフルチケットを《付き合いで?》100ドルで、買って、4,000万の家があたっちゃった人、いるってことですよね?

チケット1枚で、倍率は、6,500倍。2枚だったら、3,250倍の勝率です。3,000ドル払えば、オッズはなんと、216倍?

「そんな、ラッフルに、何十万も払うなんて、無駄だからね」と、いうなかれ。

アメリカ人が、普通に、数千万の家をローンで買ったら、金利は、毎年、3,000ドルUPといった額になるはず。大嫌いな銀行に、30年といった歳月にわたり、30万といった金利を払い続けることを考えたら、こういう賭けをしていくことにも、メリットがある気もしてきませんか。

少なくとも、非営利団体に大きく寄与したという満足感は、自分より金持ちの銀行相手のローン返済では、得られないはず、、、

twitter上は、何種類も、こういった情報が飛び交っていて、当然、あまりまじめにフォローしていないのですが、フォローしている方の一人が持っているウエブサイトは、たとえば、こちら

ちなみに、きちんと登録されたチャリティー団体と提携し、その非営利団体が主催する形をとらないと、賭博になってしまい、多くの州で違法になるそうですので、お気をつけあれ。ひょっとして、そういう詐欺も、同時に発生しているかも、、、ですから。


ウン、面白いでしょう?

皆さんは、どう思われますか?アンケート、答えていただけるとうれしいです。複数回答可です。


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