テレビ報道なんか、見ないでいいと思います
こんにちわ。東京在住対米不動産投資家の中山道子です。ブログももっとアップしたいところですが、お客様の管理サポートなどもこの1年めっきり増えてきて、なかなか、手が回りません。いつも注視してくださっている皆様、ありがとうございます、また、申し訳ありません。
昨日は、大変な円高を受け、円/多外貨建てローン融資を受けている方々に、多通貨投資ゆえに生じうるマージンコールが生じる場合は、サポートをさせていただきますといった趣旨のメールを出しました。
それを受けて、ちょうど、地震発生前からマージンコールの交渉に入っているというお客様のメールを頂戴しました。
ちょっとご紹介したいと思います。現在、米国在住のお客様です。
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中山さま
ご無沙汰しております。円ローンのマージンコールへのご対応メイルありがとうございます。
地震、津波、原子炉、計画停電、余震などが続き、心身ともに疲れが出てきてることと思いますが、お身体大丈夫ですか。
ニュース報道を始めてみてから、あまりの悲惨な状況に、これが日本なのかと言葉を失い、北のほうの方となかなかコンタクトがなかなか取れなかったり、被災者の方たちの状況を拝見し心が折れそうになったりで、精神的に疲労困憊してしまい、円ローンへの対応へも気力を失ってまったところ、中山さんのメールにウェークアップコールをいただきました。
先日からロイズと相談してまして、《詳細割愛》現在進行形です。
また、何かありましたら是非アドバイスお願いいたします。
今、本当に日本中が大変の中、日本の皆様が一日も早く安定した生活に戻れるよう、また一日も早日本がく復興できるよう、心よりお祈り申し上げます。
今こちらからできることは募金ぐらいしかないのですが、もし中山さんのほうでも主催される、また支援されてる募金活動などありましたら、ぜひそちらの情報も共有お願いいたします。ガガさんのは拝見させてもらいました。
《注:私のフェースブックでの書き込みに対する言及》
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N様、ご自身が、マージンコール対策に画策されている中、寄付についてのお問い合わせも、ありがとうございます。
私自身は、特段寄付取りまとめは考えていませんが、自分自身の寄付のほか、次回4月23日開催予定のPCセミナー収益を寄付できたらと考えています。収益あわせての合計目標は、10万。私にとっては、小さくない金額です。ビジネスオーナーなので、ここは合理的に、控除対象扱いの認定を受けているところを選びました。自分自身が主催する対アフリカ女性支援団体は、残念ながら、リソースが不十分で、控除扱いの認定を申請する力がないのですが、、、
ネット上でも、”大人の千羽鶴(ファミリーマートから1,000円単位で寄付できる)”が話題になったり、日本でも、神戸、新潟と来て、すっかり、寄付カルチャーが定着しましたね。悪いことの帰結としてなのですが、、、
実際に被災されている方々、本当に、がんばってください。
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さて、実は、今日取り上げたいのは、実際に被災していない人間のテレビ報道視聴について。不動産投資とは関係なくて、恐縮です。
上のお便りで、私は、このお客様には、強く、以下のお返事を申し上げました。
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Nさん
ニュース報道は、あまり見ないほうがいいと思います。
私は子供には絶対見せませんし、自分自身もいい気持ちにならないので見ません。
寄付とかできることをアクションするはいいと思いますが、、、報道は文字活字からフォローしたり、交通情報を収集するのみにされたらいいです。
911などの調査でも、子供は特に、映像からストレスを受けやすく、大人であっても、ストレスレベルが上がる傾向が確認されており、こっちがデプレッションしてもまったく意味はありません!
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これについては、英語の報道が中心のようですので、興味のある方は、"911 TV consumption stress"といったタームで、グーグルしてみてください。子供に対する調査を中心に、いろいろな報道がレポートされています。
子供、学校の生徒、大人と、いろいろなレポートがあり、いずれも、一定の傾向で、テレビ報道に接する時間が長くなるごとに、ストレスレベルが上がるという調査結果が多いです。
子供に見せるのは、特に危険です。このことは、私の愛読している親野智可等先生の教育メルマガで、初めて、意識しました。専門家の教育書を読むと、ニュース報道は児童教育にとっては、マイナスだと指摘されているので、普段から、どうせ、見せませんが、特に震災の映像を長々と報道するテレビには、正直、今回、最初の数日は、結構困りました。
大人の皆さんも、この大事なときに、テレビ報道を見て被災者様の気持ちになってみようと試みることは、ありません。
Nさんも、メールで、”心が折れそうになったり”とあって、大変共感力の強い方、やさしい、感受性の強い方であるため、外部ストレスを内在化されているのだなと思い、うえのようなお返事をしたのです。
今は、私達は、テレビは見ず、生活は普段どおり。仕事に励み、寄付だけをするが、マルだと思います。
被災されている方々に申し訳ないから、自分もテレビ報道を逐一フォローしなければ、子供にも、有事であることを強調しなければ、という”ボランティア連帯”の義務感を感じておいでの方がいたら、それは、違うと私も思います。
Nさんから、早速お返事が来ました。
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中山さん
ありがとうございます。今まで気付かなかったですが、相当なダメージを受けてるようです。夜も眠れなかったり、今までどんなことがあっても体内時計が狂ったことがないのですが・・・
気持ちの切り替えと思い、ハイキングに行ったら、ぼーとおしてたんでしょうね、初めて山道に迷い、本当に危ない目にあうところでした。
考えてみたら、CNNは地震、津波のオンパレードに加え、原子炉の危険性をガンガンながしてたりしてます。中山さんのフェースブックに、子供には見せないほうがいいってありましたけど、大人にもいえますね。
気持ちを切り替え円ローン対策に没頭したいと思います!
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Nさん、それがマルです。
うちでも、子供には、言葉では、状況を理解できるよう、説明はしていますが、それは、保育園の行事取り止めや電車の運行など、必要な事項に関連してを中心としており、それ以外には、逆に、ケーキを焼いたり、おもちゃを買ったり、お食事を企画したりと、普段の生活から比べれば、完全な甘やかし状態に近くなっています。
私自身、外出のときの交通情報と避難勧告の更新があったか、といったピンポイント情報以外は、震災関係の報道は、ほとんど、収集しておらず、テレビは一日数分、ネットに出ていない緊急情報があるかどうかを確認のためにつけるくらいです。
二次的な精神的被災を、自ら招くことはありません。被災されている皆様、がんばってください。被災されていない皆さんも、心を強く持ちましょう。
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