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過疎地遠隔投資の醍醐味か? 久しぶりのシラキュースで

こんにちわ。東京からアメリカ不動産投資をしている中山道子です。今年の夏は、7月10日から9月1日まで、アメリカで仕事をすることにしています。

具体的には、「ニューヨーク州シラキュース市に4泊、ミシガン州ロチェスターヒルズ市に6週間、帰国前にサンディエゴで3泊」という旅程で、原則、仕事なのですが、最後のサンディエゴだけ、レゴブロックで有名なレゴ社が経営するレゴランドでの”プチ夏休み”。

この間、小学一年生の子供は、アメリカの「私営学童」のようなところで、すごすアレンジを手配しました。小学校の終業式より1週間前に出国し、始業式の日に帰国する強引なスケジュールですが、通わせている地元公立の担任の先生は、大変暖かい方で、連絡帳は、「2ヶ月ものバケーション、いいですね」との記載のみ。、当方の「教育方針」に、無事、賛同していただけました。


え?


どういう教育方針かというと、、、


うーんと、、、


えーと、、、(汗)


「親が働く背中を見て子供は育つ」でございます!ハイ!!


++++++++


さて、細かいことは省くとして、シラキュースでは、郊外の素敵なおうちをお持ちの友人のところに泊めてもらっているところ、そのお宅が、実は、今、ちょうど、MLS(アメリカの物件情報掲載システム。REINSの本家版)上、for saleなので、ちょっと、ご紹介してみたいと思います。

Anmesyr.gif

現在押しかけているマークさんご夫婦のおうち。二人が、フロリダ移住計画断行中のため、お宅は、現在、under contract(売買契約を締結したところ)というわけ。

MLSにも詳細が掲載してありますが、ちょっと差し障りもあるかもしれませんので、住所は伏せます。

物件詳細:
NY州シラキュース市近く某市
1973年築
3BR、2BA、1,750SQFT(150平方くらい)
土地サイズ: 10,260SQFT
木造、木造サイディング
全館空調(エコ暖風機式furnace)
プールあり

もともとの購入価格:2001年、10万ドル
売価:14万ドル

固定資産税 今年度実績 3,600ドル

賃貸したら?

うーん、もともと、持ち家比率が高そうなエリアで、あまり賃貸物件のcomparables(査定比較のための近隣物件)がないのですが、1,500ドル前後くらいなのではと思われます。投資には、まったく適しませんので、念のため。

郊外の環境良好なエリアで、どこにでもいるアメリカのリスのみならず、鹿もよく出るということ。おうちの玄関脇のパインツリーに、なぜか、小鳥が巣をつくっていました。私たちが来たとき、3つの卵を温めていたようなのですが、今日見たら、孵っている!


昨今のアメリカの家は、玄関を使わず、出入りは、ガレージドアなので、玄関脇でも、おかしいということはないのですが、、、

でも、目の前5センチくらいまで接近しても平気で卵を温めている親鳥さんも、絶滅したといわれるドードーと同じくらい、無防備だ、、、


そして、こだわりのプールは、heated で、83F(C28度)で、水温管理してある!さすが、不動産業界関係者、、、

しかし、これだけの環境のお宅が、1,000万そこそこ(昨日2011年7月13日、円が78円になっていて、仰天しました)で、購入できるのですから、やはり、アメリカの住環境の充実は、世界随一なのではといまさらながらに思いました。

イマドキ事情を反映して、現在、締結した売買契約は、「買主が、自宅が売却できたら、買う」というオープンなもの("subject to"、つまり、条件付)。内見は続いているものの、ほかのオファーはあまりなく、「いつ、引っ越せるかわからない」お二人なのです。

医療や犯罪など、問題も多い国なので、単純にうらやましいとは、いいませんが、とりあえず、日本では、再現しにくい環境なので、子供は、夏休み気分で、「アメリカっていいね!」と、ルンルン。

私にも、「もっと夜遅くまで働き、お金を借りて、これくらいの家を買うように」というリクエストが。

広い家以上にプールが嫌いな貧乏性の母は(手入れや水道代、保険のことを考えるのが耐えられない)、あくまで、無言なのでありました、、、σ(^_^;)


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マークさんのおうちの明け方のプール。他人の家にあってこそ、価値があるノダ!(今日の迷言by中山道子)


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シラキュースでは、現在、個人名義で所有している家を、LLC名義に移し変えるため、事前に、LLCを設立し、納税者番号を取得するところまでは、やってあったので、今回、


■現地の管理会社と、物件視察確認
■銀行で、LLC口座設立手配
■郡役所で、名義移転手配


が3つの用事。


日曜日の夜に現地到着後、月曜、火曜日で、いずれも、無事終わらせることができたため、今日水曜日は、ゆっくりリラックスする日となりました。

この間、娘は、現地のchildcare施設に預ける段取り。

こちらによくある、幼児から12歳児までをいくつかの部屋に分けて預かる民間施設で、学童の場合、普段は、学校が始まる前の時間と、終了後の午後を預かる形。アメリカの夏休みは、3ヶ月と長いので、今は、"summer camp"ということで、朝7時から夕刻6時まで、朝食、昼食、(お昼寝)、スナックと出してくれる仕組みとなっています。

うちの子は、勉強などは嫌いなたち。

日本では、なかなか、英語をおぼえようとしないので、今回は、「いきなり飛び込ませる」形になりました。田舎なので、当然、ESL(English as a Second Language、外国人向けの英語教育)形式のクラスはなく、英語ができないのは、多分、我が家だけ。

私自身、親が転勤族で、英語については、現地校にぽんと放り込む形式で育てられたため、子供にも「私も同じようにして英語を覚えたから」と、突き放しましたが、ご家庭によっては、ちょっと乱暴だと思われるかもしれません。

うちの子は社交的なので、初日は、「みんなは親切にしてくれたけれど、自分は、座っているだけだった」と、辛そうにしていましたが、2日目の昨日は、迎えに行くと、「帰りたくない。もっと遊びたい」と、すっかりなじんでいました。そして、今日は、「仕事は大体片付いたから、行かなくてもいいよ」と言ったのですが、「行く!大人とすごすだけじゃつまらないもん」と宣言。自分から希望するまでに、急激に成長してくれました。


P7130097.jpg

この写真は、シラキュースで、この3日間だけ、利用している有名チェーンが展開する児童預かり施設。「Registration fee(登録料)100ドル、日割り計算なし、1週間単位で225ドル」は、3日間しか利用しない身には、1日1万近くと、結構なお値段とつくことに、、、短期の旅行中なので、仕方がありません(汗)。


++++++


利用してみると、こうした「地元施設」での、サマーキャンプだけの参加は、面倒な登録はなんらなく、主治医や健康診断結果すら、見せる必要がないので、段取りは、めちゃくちゃ楽です。

支払いをする以外は、私自身の身分証すら見せなかったのですが、ほんと、それで、セキュリティーなど、大丈夫?というくらいのあっけなさ。

お子さんに英語を肌で覚えてほしいと思われる親御さんがおいででしたら、お子さんの性格にもよるかもしれませんが、わざわざ、高額の日本人のESLクラス参加ツアーなどに行かせるよりも、どの地方でもいいので、こういう「フツーのところ」に参加する形式をとるほうが、低学年の場合、むしろ、有効なのではないでしょうか。

うちの子も、まだ、時々単語を発する程度ですが、まずは、気持ちが切り替わったようなので、この調子で、2ヶ月こっちにいれば、相当語学力がつくような気がしてきました。

まあ、子供の場合は、easy come, easy go(すぐうまくいき、すぐだめになる)なので、継続させることのほうが、鍵になるのですが。


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というわけで、明日は、デトロイト行き。市内ではなく、こちらも、郊外のRochester Hillsというところに、滞在します。こちらは、滞在させてもらうお家の裏庭に、鹿が出没するといううわさなので、鹿のダニ(deer tick)にやられないように、気をつけなければ、、、


county.gif

昨日、書類提出で、3時間を過ごした郡役所(Onondaga County Clerk)。裁判所も兼ねており、中は、期待通りのルネッサンス調で、天井など、なかなかきれいだったのですが、セキュリティーのため、カメラは取り上げられたので、仕事に夢中で、そこまで気が回らなかったこともあり、外観だけですが、こんな感じです。

ちなみに、旅先のお供、簡易設置型GPSのおかげで、運転が下手で、日本では車に乗らない私も、子供に、「運転できるんじゃん!」と、ほめられて、株は、急上昇。

ゲストルームでの簡易オフィス環境も、ラップトップとHDDをもってきたおかげで、100%自宅状態となっております。

本当に、よい時代になったものですね。

管理会社さんや顧問弁護士の先生ともいろいろ世間話をしたりと、こちらは、田舎なので、人間関係も緊密で、こちらが子連れだったため、すっかり、家族ぐるみとなりました。

管理会社のクリスチャンさんのおうちが、マークさんの家の極近であったり、LLCの銀行口座開設の手配をしてくれた支店長が、期せずして、クリスチャンさんの義理の兄弟だったことがわかったのも、「こっちだったら、さもありなん」という感じ。

私自身、実は、来るのは、3度目と、大して通っていないのですが、子供も皆さんに遊んでいただき、「田舎への投資って、人間関係が濃密になって、大事にしてもらえるし、逆に、ある意味、いいかもなあ」と、妙に自画自賛しているところなのです。


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