都市別の生活費を調べる
昨日、「将来、米国へ、リタイヤ・移住する予定がある」というご相談者様とお話をする機会がありました。係累はないので、エリアは、ご自身の好きなところ、どこでもかまわないということでした。
その際の生活設計の目安として、簡単ですが、便利なツールがありますので、ご紹介しておきます。
日本でも、「ビッグマック指数」などといって、「マクドナルドのビックバーガーが、都市毎にいくらか」ということが報道で取り上げられる場合がありますが、米国では、転勤などのとき、利用するのが、
Cost of living
についてのオンラインのインタアクティブ計算機です。
どこのサイトでもいいと思うので、サーチをされる場合は、下の言葉を入力すると、便利です。
Cost of Living
US cities
たとえば、CNNのマネーサイトの計算機。
Cost of living: How far will my salary go in another city?
下は、サンフランシスコで、10万ドルのサラリーがある人が、ボストンに転勤したら、「同等の生活をするのに、どれくらいの給料が必要か」。ボストンのほうが、物価が安いですね。ボストンで同じレベルの生活をするなら、8万ドル台のサラリーがあればいいそうです。
また、ホノルルの場合。ホノルルのほうが物価が高いようです。
具体的な指針ではないですが、相対的な比較ができますね。サラリー比較のサイトとありますが、自分の家庭で、生活費がいくらかかっているかで計算するという使い方をするのがもっと意味があるような気がします。
国際的なエクスパットの場合も、世界的な都市のコストを比較するサイトがありました。下のサイトは、実際のエクスパットの居住者が、インプットをしていける「参加型」サイトであるようです。
例 http://www.expatistan.com/cost-of-living
個別のアイテムも調べられるのが、いいですね。
たとえば、東京とチンタオを比べると、チンタオのほうが、食費については、54%割安という数字が出ます。具体的な内訳は、代表的な例として、以下のいくつかのアイテムの参考価格が表示されるというわけ。
総合的に比較すると、東京での生活は、チンタオの生活より、7割高いそうです。上の食料のリスト、結構、私の知識ともマッチングしている気がします。人気のある参加型サイトの強みですね。
ちなみに、このサイトは、実際の転勤族が、サラリーをいくらに設定するかの参考にするために使ってもらうことで成立させているモデルらしく、一般的なレベル以上のサービスは有料になるようですので、お気をつけください。
無料レベルでも、それなりに役に立つ気がしますので、ご紹介しますが、私が、このサイトの有料使用をお願いしたり、お奨めしたりしているのではありませんので、ご注意ください。他にもよいものがあるかもしれませんので、こちらも、リサーチされてみてください。
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