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親の因果が子に報い、、、?


最近別のことで、忙しくしており、ブログ更新やメルマガも発行しておりません。やめたわけではないので、実際には、投資案件はいつも通り、いろいろ進んでいます。今週は、久しぶりにブログを更新しようと思ったら、いつの間にか、更新ページがおかしくなっており、3週間も気がついていなかったようです。サポートの方に直していただいたので、久しぶりに、今週扱っているケースを、軽くご紹介します。

それは、「親が、子供の与信を食い物にして不動産投資をする」というパターン。


米国では、日本以上に与信が良くないと、融資が取れないのですが、昨今、経済は回復しても、与信のほうは、大恐慌以降、回復が出来ている人ばかりではありません。

今週受けた投資案件は、「親の与信が悪いので、子供の与信を使って投資をしよう」とする人へが申し込んできた短期融資。

物件は既にテナントがおり、家賃も入ってくるので、担保価値は申し分なしです。

正式な銀行融資が取れるまで、1年間の短期つなぎ融資を実行すること自体は全く問題ないのですが、あちらがどうやって返すかというと、

《子供が大学院(医学部)を出て、レジデントになって給料がもらえはじめたところだから、それが勤務歴になる。勤務歴が十分になった段階で、子供に正式の投資用銀行ローンを組ませて返済する予定》

だそうです。親が、与信が悪すぎて、融資が取れないのですね。

いけないわけではないですが、普通は、これをやらせてしまうと、子供は、銀行からの融資枠が通常減りますから(所得に比例)、自分の家を買うのが将来遅くなるでしょう。

本当に医者になるなら、専攻により何年かかるかはそれぞれ違うようですが、安月給で何年もレジデントをした後、一挙に高所得になるので、これくらいなんともないといえばそうですが、それは、5年とか後の話。

もし、医学部に行くために、やはり10万ドル単位の学生ローンを組んでいるのだとすれば、正式な職を得るまでに、5,000万といった借金額が積み重なることでしょう。30前後で医師になった後に、この20台にしてしまった借金を返済するのに、多少高所得でも、早くても、10年かかるのではないかな。。。

実は、この案件の場合は、この学生さんには、それほどの学生ローンがないことは、既に確認済みです。逆に言うと、既に30万ドルといった学生ローンがあることがわかれば、「子供が就職すれば、銀行融資が引っ張れるから」という説明では、当方は、融資は出せなかったでしょう。レジデントの給料は薄給なので、、、

米国で不動産を始めたときは、世の中には親が子供をこういうふうに利用することがあるのかとショックでしたが、今となっては慣れました。


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