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Reference 照会をかけること

レファレンスというと、一般的にはいろいろな使い方がありますが、ここでは、信用問い合わせ、つまり、照会といった場合。

Can you give me a business reference?
【ビジネス上お付き合いされているお客さんを紹介してもらってよいですか?】

といった使い方をします。就職や、アパートを借りるときには、通常、必ず、前の就職先や、前の大家からのreference letter【推薦状】をつける必要があります。

そして、私自身も、新しい遠距離の付き合いを始めるときは、「あなたのサービスに満足されている既存顧客様を紹介していただけませんか?」と聞くことがよくあります。

最初から、知り合いから紹介されたサービスであったり、地元で長く営業しているお店であるといった状況がないかぎり、不動産業者さんや、管理会社さんに、こういう問い合わせをすることには、大きな意味がありえます。

もちろん、万全ではなく、「やらないよりずっといい」という「程度問題」ですが、、、だって、悪い業者にかかれば、「仲間のサクラ」を用意するくらい、はっきりいって当然でしょう(笑)。さらに言えば、普通のビジネスの場合だって、「自分のことを、よく言ってくれるようなお客さん」しか、紹介しないに決まっていますよ(私を含めて(^O^))。

身元調査とまでいくと、ちょっと、なんだか、殺伐としてきますね。そこまでの重さは、通常、ありません。

ということで、この記事では、同時に、「照会をかける」場合の、マナーについても、確認してみましょう。

実は、私も、一度、ある方の、照会元になったことがあります。

メールではなく、直接、電話で話をされたいということで、アメリカ在住の日本女性から電話がかかってきて、いろいろ、お話をしたところ、最初は、丁寧で恐縮した様子でしたが、

そのうち、「この人は信頼できるんですか?」と、何度も、私に、確認を求めるのです。

最初、メールで、その人に対しては、「この方はよい方で、私も、この方のサービスを利用させていただき、信頼に値する人だと思うに至っています」と端的に申し上げた後なので、本当は、そのメール一本で、私の役目は、終了したものと思っていました。私が購入した商品について、詳しく聞かれるならともかく、「この人は信用できるんですか?」と何度も聞かれても、何を要求されているのかが、わかりません。

やり取りから考えるに、どう考えても、ファイナンシャルリテラシーはそれほど高くなく、状況を、正確に理解する能力がないがゆえに、単に、相手の方の、人格に対する信頼性の確認を私に求めたいだけのような感じになってきました。

途中で、私は、腹が立ってきました。

「私は、Aさんのお客さんであり、好意で、無料で、Aさんの照会元になってあげているのに、なんで、昨日までその存在まで知らなかったような相手から、Aさんの全面的な人物保証のようなことを、これほど執拗に求められるのかしら?」

と、、、

何度か、途中で、申し上げました。

「私に、それほど重いものを、求められても、、、」

そして、最後には、こんな話に、、、

「Aさんが信用できるかどうかといった一般的なことを聞かれても、私は、別段、Aさんが過去に刑務所に入ったことがあるかどうかを調べたことがあるわけでも、また、現在、Aさんが奥さんに対して浮気をしているかどうかを知っているわけでもありません。一般包括的な意味でAさんが信用できるかどうか、というあなたの、執拗なお問い合わせには、どう答えてよいかわかりませんよ」

正直、話が堂々巡りになりましたので、腹が立ち、途中で電話を切りました。

すると、その女性からは、しつこく、「あなたは、アメリカにおける、referenceという英語の意味がわかっていないのね」といった嫌がらせのような、捨て台詞のメールが来たのです。

本当に、いやになりました。

Aさんに対しても、「Aさんは、あの女性には、まだ、きちんとした商品説明は、どうやら、ぜんぜんやっていないではないか。説明したとしても、あの女性では、それが、すべて、理解できるか、正直、わからないし、、、そういう状況なのに、客の私のことを、営業ツールの一環として、便利に利用するとはなんだ。」と、不愉快な気持ちになりました。事実、その後、判明しましたが、A氏は、本当に、リテラシーの低いお客さんに、きちんとした説明なしに、いろいろな難しい商品を多数売りつけている「敏腕セールスマンとしての実績」の持ち主だったのでした。ああいやだ。

私も、ブログでは、「初めて利用する遠距離のビジネスの場合、【あなたの顧客を紹介してください】というのは、当然の問い合わせです」と申し上げている手前、そのマナーについても、「相手のことも、考えてあげてくださいね」と申し上げておきましょう。

私自身、「照会先を教えてください」といわれることがあり、当然、毎回、対応しています。

しかし、こうした過去の経験から、照会先をお問い合わせされる方には、「私のお客様に対する礼節をお守りください」とお願いし、また、お客様に、「照会元になってください」とお願いするときには、同時に、必ず、こうも言い添えます。


相手の方が、非常識な態度があるようでしたら、教えてくださいませ。


こういうことは、双方向【works both ways】なのです。

最後に、既存のお客様に、こうしたお願いをすることは、お客様の負担にもなり、また、上に指摘したように、問い合わせするほうからいっても、それさえ好感触であれば、万全というわけでも、別段、ないと思いますので、東京近郊の方の場合は、こうした、照会先のお問い合わせは、お断りさせてください。

私は、年間、何回もセミナーや懇親会をやっており、大体、実際の顧客様が、何らかの形で、参加してくださっていることがほとんどです。近郊の方は、ご都合の合うときに、こうした場面にいらっしゃっていただければ、より自然な形で、普段からお付き合いしている顧客様とお話しする機会をご提供できていると思いますので、そちらの形で、お願いしたいのです。

中山からのお願いです。
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