Revitalization 都市再生
リバイタライゼイションといえば、私たちの分野では、都市再生。
大体、政府が、主導になるプログラムのことが多いと思います。私は都市計画等の知識がないので、あるいは、一部、誤解が混じるかもしれませんが、この度、対デトロイト投資をされるお客様の物件が、ある都市再生プログラムの辺りで、ひとつ、増えることになったので、その物件のために行ったエリアリサーチに関連して、都市再生について、見てみようと思います。
今度、あるお客様が購入される物件は、グーグルで見ると、下のような感じ。
Aとマークされているのが、当該物件ですが、向かいは、大きな野原状態。これは、実は、現在、まったく違う状況になっており、上の地図で、赤で囲んだエリアが、実は、下のように、新築の公共アパートが立ち並ぶようになっているのです。
向かいの「野原」は、もともと野原ではなく、実は、1940年代以降、大きな公団がありました。1990年代までは、ある都市開発プロジェクトの拠点になっていたのです。
このエリアは、一時は、このように、公営アパートとして重宝されましたが、その後、いわゆるギャングがのさばったということで、荒廃し、取り壊しとなりました。その後、現在グーグルで見るような、上の写真のような状態に。
それが、1996年以降、HUD(住宅都市開発省)の都市再生プログラムで、再度、連邦予算注入の対象になっていたのです。
すごいぜ!
今回、このエリアは、名前を変えて、1996年以降、2,200軒ほどの住居建設や、関連しての学校等のコミュニティ作りに予算が付き、今年は、その最初の700軒ほどの入居が始まり、市長やHUDの偉い方も来て、テープカットもしたそうです。最初の入居者として、市長らに祝福された一家は、もともと、1990年代に、この前のプロジェクトに居住していたそうで。なんかもらい泣きしちゃいそうですね。しませんか。
この物件の通りの向かいには、小学校などが。
便利な地の利のある物件です。この例のように、都市再生エリアにある中古物件は、政府予算によるコミュニティ再生の恩恵を受けられるよい立場にあります。よい物件を持ってきてくれる売主に、感謝ですね。
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