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Room for slack 投資判断には、「甘さ」の幅を

Slackは、通常、懈怠(けたい:なまけること、おこたること)
といった意味も入りますが、ここで、

   give room for slack

というと、「判断において、余裕をもたせる」といったような意味になります。

Cut some slack も、同様ですが、例えば、

   Come on, cut me some slack.

というと、「まあ、見逃しておいてよ」と、なにか失敗があったときなどに、使います。言い方によっては、実質上は、「わかったよ、悪かったよ」といった含意も持つ、口語ですね。

また、

   Pick up some slack

というと、「遅れを取り戻す」。休暇から帰ってきたときなど、使われる言葉です。

車のブレーキには、必ず、わざと、「遊び」をいれると聞いたことがありますが、そういう「遊び」的な猶予の意味もあります。

こんな言葉を持ち出したのは、以下の理由があってです。

つまり、投資では、「こうやればこうなって」と、皮算用をはじきますが、それが、100%うまくいくことは、なかなかないもの。

その意味で、Plan A、Plan B を持て、とよく申し上げますが、これも、同様で、「最高のシナリオとならなくても、なんとか格好がつくように、バッファーを設けておく必要がある」ということに注意を喚起するため、この言葉を紹介してみました。

そのバッファーは、、、

■大目の頭金であったり、
■修繕予備金であったり、
■空室率のフル稼働を求めすぎない
■Plan B であったり、

といろいろ。

Some room for slack.

これがないと、投資は、苦しい戦いとなります。

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