Secure Email が嫌い
最近、対米投資のツールとしての円ローンは、商品として魅力的でないので、円ローンがらみの決済は、あまり、ありません。
その間に導入された、私的に、耐えられない制度が、このsecure, encrypted emailです。
システムは、なんだかよくわかりませんが、下のようなメッセージつきのメールが、まず、インボックスに、受信されます。
これを受信すると、
1)アタッチメントされているHTML画面をダウンロードする
2)そこをクリックすると、IDセットアップ画面に飛ぶ
3)初めて利用する場合は、自分のIDを入力してセットアップする
4)確認のメールが、来る
5)その確認のメールにあるリンクをクリックすると、secure emailの内容が読める
という恐ろしく手間のかかるシステムになっています。
Voltageってなんだ。新しいご商売ですね。このご時世ですから、new business、新しい業界ができるという事実は、歓迎してあげないといけないのかな。
銀行のルールでは、一般的なメールのやり取りは、セキュアでなくてよいようですが、顧客についての言及がある場合などは、かならず、これを使わなければいけないことになっているのです。
幸い?今この銀行との案件は、1件だけ。
しかし、この前は、その件をめぐり、このメールを一日に4通も5通ももらい、PCの前で、一人、発狂しそうになりました。
一回IDができた後は、一応手間は少なくなりますが、それでも、
1)アタッチメントダウンロード
2)ダウンロードしたファイルを展開
3)自分のメルアドを選び、PWを入力
といった一連の手間があります。
それを見て返事をすると、また、矢継ぎ早に、同じようなメールが来るのですから、multi-tasking《マルタイタスキング。一度にいろいろ進めること》している側としては、イラつくわけです。
これまで、このオフショアの銀行とのやり取りでだけ、このセキュア電子メールを使わさせられていましたが、今朝、メールボックスを開けると、この円ローンの決済に関連し、アメリカのタイトルカンパニーからも、こんなお便りが、、、
やはり見ると、Voltage社提供。
ひょっとして、欧米の金融機関では、常識化しつつあるビジネス慣行なのでしょうか?
今後、知っておかなければいけないのか?Voltage社。
HPを見ると、なんと、世界中で起こっているセキュリティ漏洩事件が、独自の?リスク評価システムの一環として、わかりやすく、表示されている!
これによると、日本では、この4月に、三菱UFJ証券の顧客情報漏洩事件があったことをもって、Severity Index《リスク度のことらしい》は、HIGH!《4分類で、度合いは、Low, Elevated, High, Severe》
めちゃ簡単だけれど、効果的なscare tactics《脅す営業》。さすがですね。
この会社、2002年に、スタンフォード大学の同級生が数人で、スタートアップしたそうです。
現在の住所は、カルフォルニア。どうせサポート部門は、インドでしょう。主要経営陣は、これらの学生さんを中心に、ヨーロッパ人やインド人のCEOなども注入し、21世紀に向かって、世界を支配するため、日々、躍進しているよう。
がんばれ、Voltage!いけ、Voltage!
米ドルの価値が減ろうとも、GMが世界不況の発信源になろうとも、(カリフォルニア発の)アメリカ型カルチャー《ちなみに、この”アメリカ”は、「アメリカ人だけのものではない」というsimple factも、日本人は、まだ、気がついていない場合がある》が、世界のプラットフォームを作っていくというこの構図自体は、絶対変わらないぞ!
今の世界経済低迷を救うことができるのは、キミたちのような、新しいIT関係の起業だけだ。
金融機関のみならず、国連や各国政府なんかへの営業も、ガンガンかけてくれたまえ!
一ビジネスパーソンとしてのみならず、今後は、納税者としても、キミたちが、ビッグになっていくのを、楽しみに、待っているよ。
孫さん、日本拠点をオファーするなら、今なんじゃ、、、《って私なんかに、聞かれちゃないから!》
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