URだけではないはず
不動産関係者にとっては震撼、いや、予測通り?のニュースが、紙面トップを飾った昨日。
耐震強度不足:UR団地、24棟解体へ 2年以内に転居
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◇1950戸を解体
独立行政法人・都市再生機構(UR)は、耐震強度の不足が判明した賃貸住宅約2000棟のうち、17団地の24棟(1950戸)を解体することを決めた。耐震改修すると住環境の悪化などが予想されるためだ。2年以内の転居をめどに、居住者説明会を開いている。
05年11月に発覚した耐震偽装事件を受け、URは81年の建築基準法改正以前に建てた約1万2700棟を耐震診断。約2000棟が震度5を超える地震で、破損・倒壊する恐れがあると判明した。
解体するのは▽高幡台(東京都日野市)▽千葉幸町(千葉市)▽武里(埼玉県春日部市)▽武蔵ケ丘(熊本市)のUR所有団地。他の13団地は、民間との共有物件のため公表していない。【高橋昌紀】
毎日新聞 2008年5月2日 東京朝刊
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最後の他の13団地は、民間との共有物件のため公表していない。というところに、目がいきますね。
そう、URだから、まじめに、調査、公開させられているだけ、、、
大きな物件のノウハウは、小さい物件とはまったく違うでしょう。私には、正直、ぴんと来ないエリア。正直、アメリカ自体についても、高層ものは、やったことがなく、リアルな知識がありません。ラスベガスなんか、区分所有物は、みんな、2階建てなんですもの、、、【笑】
マンションを買っている方、高層区分所有への投資者は、戦々恐々でしょうか。
不思議なもので、私も若いときは、高層大型マンションは素敵、かっこいい、と思っていましたが、この年になると、恐ろしいところばかりが目に付くように。
これは、実は、母の影響でもあります。
転勤族の父を支えてきて、特段、働いた経験がない母ですが、実家が商売をやっていたせいか、その勘の鋭さには、何度も、感服させられてきました。
姉が、渋谷区の高級マンションに入居したとき、私は、「世の中には、素敵なところがあるんだなあ」と思って遊びにいっていましたが、母は、「なんであんな部屋を買うのかしら」と、ぶつぶつ、ぶつぶつ。女優さんも住んでいるような物件だったのですが、、、
その後生まれた姉の子は小児アトピーにずっと悩んでいました。
姉一家を私と一緒に来訪した友人の医者は、「あそこに住んでいて、症状があの程度なら、アトピーとしてはひどいほうとはいえない」とつぶやき、私は、「母がいっていたのは、そういうことだったのかしら」とびっくりしたものです。
別の友人の建築家さんも、「立ててしまった区分所有の中身を、自分が納得いくようなレベルまで調査する方法はない」といっています。
大きな箱、これからも、飛び出してくるものには、戦々恐々、、、
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