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引越しによる生活費緊縮の目標額を達成! 中国の年間生活費は、〆て200万と相成りました

対米不動産投資家中山道子です。

今、2015年7月で、子供の学校が、夏休みとなり、仕事も兼ねて、また、米国です。アジア居住の場合、夏の2ヶ月は、親はやることがなくて難儀します。日本の公立だと、お休みは1ヶ月しかないし、登校日もあり、その意味では、親にとっては便利ですよね。

今滞在しているのは、去年もお邪魔したデトロイト市内にある「シティー農園」。今、米国では、インナーシティーの貧困、荒廃がひどいのは皆さんご承知の通りですが、そうした動向に対し、「逆に、シティー内で、urban farming をコンセプトに、都市再生をめざしていこう」という静かな市民運動が、進行しています。

これは、どちらかというと、ライフスタイルであり、国際ニュースとして大々的に配信されるような派手な活動でもないですが、日本語では、例えば、そうした動向に対し、行政が前向きに取り組みを決めた例として、下の記事が見つかりました。

アメリカで始まった「都市農業」、シカゴ市の試み

シカゴの南部における空き地を、非営利団体に解放し、シカゴ市内を、一大農業地として開発しなおそうというプロジェクトが、市役所によって推進されることになったということです。市民運動が、現状打開に対して、解決案を提起し、行政を突き動かした例として、今後、空き家が広がっている日本でも、参考となるのではないでしょうか。日本の場合、すでに市民農園というシステムは、馴染み深いですが、これを、都市再生の経済的起爆剤とするというアイディアは、いいかもしれませんね。

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私も、そんな市民運動のリーダーのお宅にご厄介になっているわけですが、というわけで、ここでは、犬はもとより、ヤギ、鶏、ウサギを飼っています。滞在中は、ヤギの生乳やヨーグルト、生みたての卵、そして、常時10種類くらいの野菜が、もらい放題。脇には、ブラック・ラズベリーやグースベリー(スグリ)などが自生していて、散歩しながら、スナックできてしまうという好環境です。

ホストは、非営利団体経営者で、農園を使って、近所のお子さんたちに、就業訓練に近いようなサマーキャンプを無料で開催してあげたりもいています。そのために、お手伝いの20代の若い人たちがたくさん出入りしていて、うちの子の相手もしてくれます。子供も、ここが大好きで、今年で2年目の滞在となり、去年は手が小さすぎて無理だといわれていたヤギの乳搾りが、今年はできるようになりました。

敷地内は、このようにセミ自給自足ライフ。一歩外を出ると、デトロイトの超貧困層が居住するエリアで、人種問題や経済格差を目の当たりにしながら、身の処し方に気をつけないといけない状況。わざわざ、子供を高額なサマーキャンプに行かせなくても、親子二人の滞在費一泊50ドルで、今はやりの「生きる力」がつきまくりの滞在先だと、われながら、自画自賛しています(笑)。


ということで、例によって、前置きが長いですが、つまりは、子供の学校が終わり、去年の引越しからの生活費のめどが、大体出ました。

去年、2014年11月に、中国にも慣れてきたということで、生活費の断捨離のために、子供の学校の近くに引っ越した件については、前に、こんな投稿をしました。

資金2,000万でリタイヤするためにできること?  それは、引越しだ!


そこでの目標として


■ 家賃21,000元
■ 学費3万1,000元
■ 生活費6万元

= 合計11万2,000元

という目標を設定しました。生活費は、夏の米国や春の日本行きの旅費は入れず、同時に、その時期のコストは、ここに参入しない計算なので、実質上、中国での生活は、大体、10ヶ月という目算です。

ということで、このたび、6月末日の預金残高を前提にアバウトにその間の支出を計算したところ、引越し前の9月からの10ヶ月で、以下の成果が達成できました。

■ 家賃21,000元
■ 学費3万1,000元
■ 生活費4万4,000元

合計9万6,000元

つまり、中国元ベースでいうと、1万6,000元も、予定より浮かせることが出来たわけです。

今の為替では、9万6,000元は、日本円で、190万円。年間契約で入っている医療保険を入れると、200万ちょっとにはなってしまいますが、基本、去年の目標以下で生活できている計算。

米ドル換算だと、これって、1万5,500ドル位で、この額が所得の場合は、「2人世帯の場合、連邦の貧困定義に該当する水準」。

親子二人で、子供を私立学校に行かせ、メイドさんにもお掃除に来てもらい、普通にお友達とのお付き合いをしてこの価格なので、やはり、中国生活は、まだ、多少、バリューがあります。リタイヤ夫婦二人なら、生活費は、日本円で、150万円あれば、1年間生活し、近場旅行か、年一度の日本への帰国も可能でしょう。

ただ、中国だけではなく、東南アジア全般がそうだと思いますが、今、アジアは物価が高騰し、「お金があれば、欧米や日本と同じ水準のことが何でも出来る/お金がある人は、先進国よりお金をかけて、最新の生活をしている」ところまで来た気がします。為替の乱気流(基本的には、長期的には、ずっと、日本円が弱くなっていく可能性を想定する必要があるかも)は言うに及びません。

そのため、日本食やイタ飯などの食材を買ったり、そうした外国式のところで外食したり、または、「せっかくアジアだから、いろいろ旅行しよう」と思ったり、また、子連れの場合は、「欧米式のインターじゃなきゃだめ」といった感覚で生活をしてしまいますと、なんと、日本に住んで、公立に行かせるより、生活費は、ずっと高くなります。

こんなことを書いていると、「日本の地方公立に行かせているだけでは、取り残される気がします」というメールを頂戴することもありますが、今は、自分の価値観が、何にもまして大切な時代。

人生は、幸い、一人ひとりがカスタムメイドで、正解というものはありません。私は、たまたま、親の仕事の関係で、海外を転々としてきたことが、今の生活の基盤にある気がしますが、それは私の事情であって、そういう人生を送ってきておいででない他の方々にお勧めするようなことをやっているとは思えません。

しかし、自分で選んだ生活に満足できていることは、事実。今日も、感謝です!


中山からのお願いです。
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