為替乱気流 90円も年内射程内?
私は、為替については、素人ですので、このブログで、意味のある発言をできる力はありません、、、ただ、円ローンのお客様に対しては、マージンコールの危険性については、ご案内をするようにしています。
マージンコールについては、過去に、こちらででも、言及しました。
ドルは、今年、一時、110円に相当近くなりましたが、最近の報道を見ると、「年内90円台もあり」なんていう予測も。
私のお客様でも、108円なんていう金額で融資額が確定した方もおいで。これで、円が、年内に90円になったら、本当に、マージンコールが来るかもしれません。
しかし、実は、同じ記事にも言及されているように、別のスペシャリストは、「今回、それほどぶれるとは思えない」と反論。
「スペシャリスト」とはいっても、毎回、「その道のプロ」が合意することなどありえないのですね。
たまに、確信を持って、いろいろな経済予測をしている方がいます。相当勉強されていることも多く、実際に投資をされている場合も。私なんかは、マクロ的な頭はまったくありませんから、そうした方の鋭い分析や情報収集能力には、まま感心することも多いですが、しかし、そういう方の結論めいた自己主張を聞いているとき、最後には、「それほど確信をもてるとは幸せな人だなあ」と心の中で突っ込みをしてしまいます。
だって、新聞に引用されるような専門家や、博士号を持っているようなスペシャリスト同士が、ひとつとして、合意をすることといったら、ないではないですか、、、
確信があったら、「投資」ではありません。
アメリカ不動産投資の歴史の中で、平均的な一戸建ての物件は、この60年で、表面価格上、40倍になりました。
今見ると「みんな、何で、もっと、その頃から、家を買って投資しなかったの?」という感じでしょうが、その間には、金利14%、20%なんていう時代もありました。
常識から考えても、金利が10%を超えているようなときに、長期保有を目的に、不動産投資をするという発想は、「狂気の沙汰」に思えます。
つまり、そういった時期には、そんなことをするのは、相当な賭けだっただろうと、想像されるのです。しかし、例えば、ニュージーランドで不動産投資をされる方は、まさに、現在も、そんな投資を当然のようにやっているわけです。そうした中にも、成功される方は、当然おいででしょう。ロバート・キヨサキさんと親しい投資家として名高いドルフ・デ・ルースさんなんか、ニュージーランドの投資家です。考えると、すごい人だなあ。
なんだか、脈絡のない記事になってきました。
結論は、、、と。
私に、為替のことを聞かれても、「専門外です。わかりません」としか、お答えできませんが、「わかる」と答えられる方のことも、別段、信用できるとは、限らないのではないでしょうか(笑)。
もう少し現実的な話としては、一般論になりますが、投資をするときには、多少の余裕がある投資をすることが肝要。円ローンで融資をとるときも、同様なのです。
そして、最後に、マージンコールをせざるを得ない時も、銀行の方も、投資家様の「虚をつく」ことが目的ではありません。
交渉で、「それでは、向こう1年間かけて、融資比率を下げましょう」といった「相談」は可能です。その間に、為替が、良いほうに動くかもしれません。そうすれば、問題は解決するのです。
ですので、マージンコールが発生したからといって、直ちに、100万単位の穴埋め資金が、必要となるわけでもないのですね。
融資取得者様は、何かご心配がありましたら、私にも、相談をしていっていただければ、引き続き、お役に立ちたいと思います。
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