forced savings 強制的に貯金する
不動産用語、というわけではないですが、ちょっと、英語流の言い方なので、取り上げてみます。それは、forced savings。意味は、強制的な貯蓄を(通常は継続的に)行っていくこと、です。
forcedは、強制的。といっても、別に、他人に、何かが強要できるわけではありません。
不動産投資をして、家賃を獲得し、ローンを払っていく。空室期間中も、ローンを払っていきます。こういうとき、「不動産って、forced savingsだからな」といったことを、いうんですよね。
意味は、こういった感じです。
「ローンをX万ドル組んでしまっている。これは、資産形成力がある。とすると、空室時も含め、ローンを払っていく毎月の支払いは、(いわゆる生活費や、遊芸費等の散財ではなく)forced savings、将来への強制的な貯金だよね」と。
不動産で、ローンが1億ある、というのを、「資産1億」というのは、先走りだと思いますが、きちんとローンが返せている賃貸ビジネスを持っているわけですから、「30年後の1億(北米なら、通常、多分それ以上。ただし、インフレ対象であるほか、そのときのライフスタイルによっては、為替変動が問題になる)」であることには間違いありません。
フツーの貯蓄で、30年後に1億(あるいはX千万円)を作る、そんな貯蓄プランを持っている(実現にある程度可能性があるものですよ)、そういう人が、不動産投資家以外で、周りに、そうそう、いらっしゃいますか?
苦しいときもあります。
普通の定期と違い、そんなに簡単には「今月からやめます、崩します」と、言えません。
ローンを借り起こして、大家さんになられた方というのは、大概、生活自体は、同ランクの収入を持つサラリーマンと比べると、すごく地味になります。(これは、ビジネスオーナーも同様かもしれませんが)
■嗜好品は、無理をしない
■余裕があれば、予備準備金や次の物件の頭金にする
■簡単に遊芸費でパーっと遊んだりしない
といった特徴を持つようにならないと、将来の資産は、作れません。
しかし、「地味だなあ」というその生活や計画の結果、得られる見返りは、相当、大きくなりうるのです。
あなたは、自分自身に、強制的に、貯蓄をさせられていますか?
参考:
アメリカの不動産の資産価値については、こちらの記事
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